第36回介護福祉士国家試験【問題25】

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問題25
Gさん(79歳,男性)は,介護老人保健施設に入所している。Gさんは普段から食べ物をかきこむように食べる様子がみられ,最近はむせることが多くなった。義歯は使用していない。食事は普通食を摂取している。ある日の昼食時,唐揚げを口の中に入れたあと,喉をつかむようなしぐさをし,苦しそうな表情になった。Gさんに起きていることとして,最も適切なものを1つ選びなさい。

1.心筋梗塞(myocardial infarction)
2.蕁麻疹(urticaria/じんましん)
3.誤嚥性肺炎(aspiration pneumonia/ごえんせいはいえん)
4.食中毒(foodborne disease)
5.窒息(choking)

解答(クリック)
正答:5
解説:問題文の状況から、Gさんに起きている可能性のある事象を考えます。

Gさんの症状: 食べ物をかきこむように食べ、最近はむせることが多い。唐揚げを口に入れた後に喉をつかむようなしぐさをし、苦しそうな表情をしている。
これらの情報から、考えられる選択肢を一つずつ見ていきます。

解答1:心筋梗塞(myocardial infarction)
心筋梗塞は胸痛、息切れ、冷や汗、めまいなどの症状を伴いますが、食事中にむせたり喉をつかむしぐさは典型的な症状ではありません。

解答2:蕁麻疹(urticaria/じんましん)
蕁麻疹は皮膚にかゆみや赤い腫れが出るアレルギー反応で、食事中に喉をつかむようなしぐさや苦しそうな表情とは直接関連しません。

解答3:誤嚥性肺炎(aspiration pneumonia/ごえんせいはいえん)
誤嚥性肺炎は、食べ物や液体が気管に入って肺に炎症を引き起こす状態ですが、急性の反応としては窒息の方が考えられます。むせることが多いという背景からは関連性がありますが、Gさんの急な苦しみは窒息の可能性が高いです。

解答4:食中毒(foodborne disease)
食中毒は食べ物による感染や毒素が原因で、下痢、嘔吐、腹痛などの症状を引き起こします。Gさんの症状とは一致しません。

解答5:窒息(choking)
窒息は、食べ物や異物が気道を塞いでしまう状態です。食べ物をかきこむように食べ、喉をつかむしぐさや苦しそうな表情は、典型的な窒息の症状です。

結論、Gんの症状に最も適切なのは解答5の「窒息(choking)」です。食事中にむせることが多く、唐揚げを口に入れた後に喉をつかむようなしぐさや苦しそうな表情は、窒息の典型的な症状です。
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