106回助産師国家試験【午後問題17】

問題17
日齢1の新生児。頭位経腟分娩での出生時、 肩甲の娩出に時間がかかり McRoberts〈マックロバーツ〉法が実施された。出生体重 4,150g。安静時の視診では頭頸部や四肢、肢位に異常を認めなかった。把握反射はあり左右差は認めなかったが、Moro〈モロー〉反射が左右非対称だった。児に着衣しようとしたところ突然激しく啼泣したが、啼泣時の口角は左右対称でゆがみはない。児の状態で最も考えられるのはどれか。

1.鎖骨骨折
2.顔面神経麻痺
3.帽状腱膜下出血
4.Erb〈エルブ〉麻痺

解答(クリック)
正答:1
解説:鎖骨骨折は分娩時に起こりやすい骨折の一つで、特に出生体重が大きい児でリスクが高まります。症状としては、患部の腫脹、疼痛、触診での異常などが見られます。
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