次の文を読み41~43の問いに答えよ。
Aさん(25歳、未婚)は初経が11歳で、半年前からの無月経を主訴に婦人科医院を受診した。妊娠の可能性はない。ホルモン検査は、プロゲスチン投与で消退出血なし、エストロゲンとプロゲスチンを投与した後に消退出血あり、卵胞刺激ホルモン〈FSH〉正常値、黄体化ホルモン〈LH〉低値、ゴナドトロピン放出ホルモン〈GnRH〉負荷試験に反応ありという結果であった。
問題42
その後Aさんの月経周期は順調になり、婦人科を受診せずに数年が経過した。しかし月経痛が徐々に強くなり市販の鎮痛薬も効かなくなってきたため、29歳のときに婦人科医院を受診した。機能性月経困難症と診断され、医師から低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬〈低用量ピル〉の内服を勧められた。Aさんは助産師に「生理痛がつらいので低用量ピルを飲んでみたいのですが、副作用や注意点を教えてもらえますか」と相談した。
Aさんへの助産師の説明で適切なのはどれか。2つ選べ。
1.「骨密度が下がる可能性があります」
2.「体重が増加する可能性があります」
3.「静脈血栓塞栓症は服用開始後早期に多く認めます」
4.「内服中の静脈血栓塞栓症のリスクは妊娠中より高いです」
5.「内服中に手術が必要となる場合は、手術の4週間前に内服を中止します」
解答(クリック)