第36回介護福祉士国家試験【問題115】

次の事例を読んで,問題115について答えなさい。
【事例】
Cさん(59歳,男性)は,妻(55歳)と二人暮らしであり,専業農家である。Cさんはおとなしい性格であったが,最近怒りやすくなったと妻は感じていた。Cさんは毎日同じ時間に同じコースを散歩している。ある日,散歩コースの途中にあり,昔からよく行く八百屋から,「Cさんが代金を支払わずに商品を持っていった。今回で2回目になる。お金を支払いにきてもらえないか」と妻に連絡があった。妻がCさんに確認したところ,悪いことをした認識がなかった。心配になった妻がCさんと病院に行くと,前頭側頭型認知症(frontotemporal dementia)と診断を受けた。妻は今後同じ ようなことが起きないように,Cさんの行動を常に見守り,外出を制限したが,疲労がたまり,今後の生活に不安を感じた。そこで,地域包括支援センターに相談し,要介護認定の申請を行い,訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用することになった。

<領域:総合問題>総合問題1

問題115
Cさんの介護保険制度の利用に関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。

1.介護保険サービスの利用者負担割合は1割である。
2.介護保険料は特別徴収によって納付する。
3.要介護認定の結果が出る前に介護保険サービスを利用することはできない。
4.要介護認定の利用者負担割合は 2 割である。
5.介護保険サービスの費用はサービスの利用回数に関わらず定額である。

解答(クリック)
正答:1
解説:この問題はCさんの介護保険制度の利用に関する正しい記述を選びます。各解説は以下になります。

解答1:介護保険サービスの利用者負担割合は1割である。
原則として、介護保険サービスの利用者負担は1割です。ただし、所得によっては2割または3割になることもあります。したがって、この記述は部分的に正しいですが、例外もあります。

解答2:介護保険料は特別徴収によって納付する。
特別徴収は、年金から天引きされる形で介護保険料を納付する方法です。65歳以上の年金受給者の場合に適用されます。Cさんが59歳であるため、特別徴収は適用されない可能性が高いです。

解答3:要介護認定の結果が出る前に介護保険サービスを利用することはできない。
原則として、要介護認定の結果が出る前に介護保険サービスを利用することはできません。ただし、緊急の場合や市町村の判断によって暫定的にサービスを利用できる場合もあります。この記述は一般的に正しいですが、例外があるため完全には適切ではありません。

解答4:要介護認定の利用者負担割合は 2 割である。
介護保険サービスの利用者負担割合は原則1割であり、所得によって2割または3割になる場合があります。この記述は一部のケースに該当しますが、全体としては適切ではありません。

解答5:介護保険サービスの費用はサービスの利用回数に関わらず定額である。
介護保険サービスの費用は、サービスの利用回数や内容に応じて変動します。したがって、この記述は不正確です。

上記から最適なのは解答1と言えます。
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