
<領域:介護>コミュニケーション技術
問題79
Gさん(70歳,女性,要介護1)は,有料老人ホームに入居していて,網膜色素変性症(retinitis pigmentosa)による夜盲がある。ある日の夕方,Gさんがうす暗い廊下を歩いているのをH介護福祉職が発見し,「Hです。大丈夫ですか」と声 をかけた。Gさんは,「びっくりした。見えにくくて,わからなかった…」と暗い表情で返事をした。このときのGさんに対するH介護福祉職の受容的な対応として,最も適切なもの を1つ選びなさい。
1.「驚かせてしまいましたね。一緒に歩きましょうか」
2.「明るいところを歩きましょう。電気をつけたほうがいいですよ」
3.「見えにくくなってきたのですね。一緒に点字の練習を始めましょう」
4.「白杖(はくじょう)があるかを確認しておきます。 白杖(はくじょう)を使うようにしましょう」
5.「暗い顔をしないでください。頑張りましょう」
解説:事例検討(ケースカンファレンス)の目的は、利用者のケアの質を向上させるために、チームメンバーが集まり、事例を検討し、課題を共有し、解決策を見つけることです。各解説は以下になります。
解答1:家族に介護計画を説明し,同意を得る。
これは介護計画の説明と同意を得るプロセスであり、事例検討の目的ではありません。
解答2:上司に利用者への対応の結果を報告し,了解を得る。
これは上司への報告と了解を得るプロセスであり、事例検討の目的ではありません。
解答3:介護計画の検討をとおして,チームの交流を深める。
介護計画の検討がチームの交流を深める効果はありますが、これ自体が事例検討の主な目的ではありません。
解答4:チームで事例の課題を共有し,解決策を見いだす。
これは事例検討の主な目的であり、チーム全体で事例を分析し、課題を特定し、最良の解決策を見つけることが含まれます。
解答5:各職種の日頃の悩みを共有する。
これは職場での悩みの共有であり、事例検討の目的ではありません。
以上から、最も適切なものは解答4と言えます。
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