
<領域:こころとからだのしくみ>認知症の理解
問題44
Lさん(78 歳,女性,要介護 1 )は, 3年前にアルツハイマー型認知症 (dementia of the Alzheimerʼs type)と診断された。訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用し,夫の介護を受けながら二人で暮らしている。ある日,訪問介護員 (ホームヘルパー)が訪問すると夫から,「用事で外出しようとすると『外で女性に 会っている』と言って興奮することが増えて困っている」と相談を受けた。 Lさんの症状に該当するものとして,最も適切なものを1つ選びなさい。
1.誤認
2.観念失行
3.嫉妬妄想
4.視覚失認
5.幻視
解答(クリック)
正答:3
解説:問題文を読むと、Lさんは夫が外出しようとすると「外で女性に会っている」と言って興奮することが増えているという症状が見られます。これは、Lさんが夫に対して不合理な疑いを持っていることを示しています。この症状が最も適切に表現されているものを選びます。各解説は以下になります。
解説:問題文を読むと、Lさんは夫が外出しようとすると「外で女性に会っている」と言って興奮することが増えているという症状が見られます。これは、Lさんが夫に対して不合理な疑いを持っていることを示しています。この症状が最も適切に表現されているものを選びます。各解説は以下になります。
解答1:誤認
誤認とは、人や物を誤って認識することですが、Lさんの症状は具体的な誤認とは言えません。
解答2:観念失行
観念失行は、行動や動作を計画的に行うことができなくなる症状で、Lさんのケースとは直接関係がありません。
解答3:嫉妬妄想
嫉妬妄想は、配偶者が不貞を働いているという妄想を抱くことです。Lさんの「外で女性に会っている」という発言は、この嫉妬妄想に該当します。
解答4:視覚失認
視覚失認は、視覚情報を正しく認識できない症状ですが、Lさんの症状には当てはまりません。
解答5:幻視
幻視は、実際には存在しないものが見えるという幻覚の一種です。Lさんの症状は幻覚ではありません。
以上から、Lさんの症状に最も該当するものは解答3と言えます。
・過去問&解説集はこちら(試験対策用)
・本年度の介護福祉士試験の解答速報予約開始!
・介護職の高収入転職♪新着求人を受け取る