問題40
鼻中隔前方からの出血への対応で正しいのはどれか。
1. 仰臥位にする。
2. Bellocq<ベロック>タンポンを挿入する。
3. Kiesselbach<キーゼルバッハ>部位を圧迫する。
4. 咽頭に流れてきた血液は飲み込むよう説明する。
解答(クリック)
正答:3
解説:Kiesselbach<キーゼルバッハ>部位は、鼻腔前部の左右鼻腔粘膜が接する部位で、鼻出血の約90%はこの部位から起こります。Kiesselbach部位を圧迫することで、出血を止めることができます。
解説:Kiesselbach<キーゼルバッハ>部位は、鼻腔前部の左右鼻腔粘膜が接する部位で、鼻出血の約90%はこの部位から起こります。Kiesselbach部位を圧迫することで、出血を止めることができます。
ちなみに他の解答について↓
・仰臥位にするのは、誤りです。仰臥位にすると、血液が咽頭に流れ込み、誤嚥や窒息のリスクが高まります。
・Bellocq<ベロック>タンポンは、後鼻腔出血に使用されます。鼻中隔前方からの出血には使用しません。
・咽頭に流れてきた血液は飲み込むよう説明するのは、誤りです。血液を飲み込むと、吐き気や嘔吐を引き起こすことがあります。また、血液が胃に入ることで、消化管出血のリスクが高まります。
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