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第二回愛玩動物看護師試験問題と解答
第2回愛玩動物看護師国家試験予備試験が令和6年2月18日(日曜日)に実施されました。こちらのページでは第2回愛玩動物看護師国家試験問題と解答&解説を掲載。
必須問題(50問)
問1 動物福祉(アニマルウェルフェア)に関する記述として正しいのはどれか。
1. 動物を人間社会のために一切利用しないこと
2. 動物の必要な欲求を満たし幸福に配慮すること
3. 動物をかわいがり庇護すること
4. 人と動物の権利を同等に扱うこと
5. 動物に苦痛を与える行為を容認すること
問2 タンパク質合成を行う細胞小器官はどれか。
1. 核
2. ゴルジ体
3. ミトコンドリア
4. リボソーム
5. 中心体
問3 胃ではたらく消化酵素はどれか。
1. トリプシン
2. ペプシン
3. アミラーゼ
4. ラクターゼ
5. マルターゼ
問4 腎小体の構成要素の組合せはどれか。
1. 糸球体 ボウマン嚢
2. 糸球体 集合管
3. ボウマン嚢 尿細管
4. ボウマン嚢 集合管
5. 尿細管 集合管
問5 甘味受容体を欠く動物はどれか。
1. 犬
2. ウサギ
3. 猫
4. マウス
5. ラット
1. 血小板
2. 好中球
3. 単球
4. 好酸球
5. 好塩基球
問7 主として妊娠の維持にはたらくホルモンはどれか。
1. エストロゲン
2. プロゲステロン
3. テストステロン
4. アルドステロン
5. コルチゾール
問8 遺伝の様式で、その形質が次世代に必ず発現するのはどれか。
1. 顕性(優性)遺伝
2. 潜性(劣性)遺伝
3. 限性遺伝
4. 伴性遺伝
5. 致死遺伝
問9 猫でみられる親和的行動はどれか。
1. 爪とぎ
2. 相互グルーミング
3. フレーメン
4. マウンティング
5. プレイバウ
問10 犬および猫に必要な微量ミネラルはどれか。
1. カルシウム
2. リン
3. マグネシウム
4. 鉄
5. カリウム
1. エイコサペンタエン酸
2. オレイン酸
3. ガンマリノレン酸
4. アラキドン酸
5. リノール酸
問12 二糖類はどれか。
a:グルコース
b:フルクトース
c:ガラクトース
d:スクロース
e:マルトース
1. a,b
2. b,c
3. c,d
4. d,e
5. a,e
問13 円錐結腸を有する動物はどれか。
1. 牛
2. 犬
3. 豚
4. 馬
5. 猫
問14 侵略的外来生物はどれか。
1. カモシカ
2. アライグマ
3. イリオモテヤマネコ
4. ライチョウ
5. オオサンショウウオ
問15 「狂犬病予防法」の適用でない動物はどれか。
1. 猫
2. あらいぐま
3. ウサギ
4. きつね
5. スカンク
1. 内閣府
2. 厚生労働省
3. 環境省
4. 消費者庁
5. 農林水産省
問17 日本動物看護職協会が定めた「愛玩動物看護者の倫理綱領」に規定されていないのは
どれか。
1. 動物に対する倫理と責任
2. 飼養者に対する倫理と責任
3. 獣医師に対する倫理と責任
4. 動物看護実践と責任
5. 社会に対する倫理と責任
問18 病理組織標本の作製過程で最初に行うのはどれか。
1. 包埋
2. 脱水
3. 封入
4. 染色
5. 固定
問19 不足すると糖尿病を引き起こすホルモンはどれか。
1. エストロゲン
2. オキシトシン
3. インスリン
4. サイロキシン
5. アンドロゲン
問20 代謝された薬物を体外へ排泄する主要な臓器はどれか。
1. 膵臓
2. 腎臓
3. 心臓
4. 脾臓
5. 副腎
1. クロミプラミン
2. フェノバルビタール
3. パンクロニウム
4. フェンタニル
5. プロポフォール
問22 ウイルスの構成要素はどれか。
1. 細胞壁
2. ゴルジ体
3. 遺伝子
4. ミトコンドリア
5. リボソーム
問23 犬の感染症で主に経口感染するのはどれか。
1. 犬糸状虫症
2. 狂犬病
3. 犬伝染性肝炎
4. バベシア症
5. 日本住血吸虫症
問24 原虫が原因の犬の感染症はどれか。
1. 犬ジステンパー
2. 犬伝染性肝炎
3. レプトスピラ症
4. クリプトスポリジウム症
5. 犬糸状虫症
問25 ワンヘルス(One Health)の考え方において、人の健康と相互に関連する健康の担い
手はどれか。
a:環境
b:動物
c:政治
d:経済
e:教育
1. a,b
2. b,c
3. c,d
4. d,e
5. a,e
a:臓器
b:凝固血液
c:X線定着液
d:小動物の死体
e:被毛
1. a,b
2. b,c
3. c,d
4. d,e
5. a,e
問27 投薬に関する略語として 1 日 2 回を意味するのはどれか。
1. QID
2. EOD
3. BID
4. SID
5. TID
問28 X線検査時に女性が線量計を装着する部位はどれか。
1. 頭部
2. 上腕部
3. 前腕部
4. 腹部
5. 大腿部
問29 動物のMRI検査に関する記述として誤っているのはどれか。
1. CT 検査より撮像時間が長い。
2. 防護服が必要である。
3. 磁気を使って撮像する。
4. 全身麻酔が必要である。
5. 脳や脊髄の検査に有効である。
問30 手術チームで、直接補助を行う愛玩動物看護師の役割はどれか。
1. 麻酔看視
2. 器具出し
3. 執刀
4. 輸液交換
5. 縫合
1. 鈍針
2. 丸針
3. 平型針
4. 角針
5. 直針
問32 手術者の手指の消毒に広く用いられているのはどれか。
1. オキシドール
2. クロルヘキシジン
3. ホルマリン
4. 過酢酸
5. 次亜塩素酸ナトリウム
問33 動物看護技術の実践において正しいのはどれか。
1. 得意なことを優先する。
2. 必ずマニュアル通りに行う。
3. 動物に恐怖を与える。
4. 動物の観察を怠らない。
5. 練習は必ず生体で行う。
問34 感染症罹患動物の来院にあたり、愛玩動物看護師の対応として誤っているのはどれ
か。
1. 担当者を限定する。
2. 必要な防護具を装着する。
3. 廃棄物を適切に処理する。
4. 隔離室を設ける。
5. 来院を拒否する。
問35 肝性脳症の原因物質はどれか。
1. ビリルビン
2. 尿酸
3. 尿素
4. アンモニア
5. 胆汁酸
1. 食道炎
2. 胃炎
3. 肺炎
4. 胆管炎
5. 尿道炎
問37 腎疾患の評価指標となる血液検査項目はどれか。
1. ALT
2. AST
3. ALP
4. CRE
5. GLU
問38 血液凝固に関わる血漿タンパクはどれか。
1. ヘモグロビン
2. アルブミン
3. ビリルビン
4. トランスフェリン
5. フィブリノーゲン
問39 犬で多尿が生じる疾患はどれか。
1. 糖尿病
2. 尿道結石
3. 気管虚脱
4. 胃潰瘍
5. 外耳炎
問40 免疫介在性疾患はどれか。
1. 気管支拡張症
2. 腸重積
3. 関節リウマチ
4. 膿皮症
5. 副腎皮質機能亢進症
1. 0.27g
2. 1.5g
3. 2.7g
4. 15g
5. 27g
問42 全血球計算(CBC)に適した抗凝固剤はどれか。
1. EDTA-2 ナトリウム
2. ヘパリンナトリウム
3. ヘパリンリチウム
4. クエン酸ナトリウム
5. フッ化ナトリウム
問43 逸脱酵素の検査項目でないのはどれか。
1. AMY
2. AST
3. BUN
4. CK
5. LDH
問44 インフォームドコンセントが意味するのはどれか。
1. 法令遵守
2. 医療情報
3. 説明と同意
4. 父権主義
5. 医療連携
問45 愛玩動物看護師が、動物の状態を飼い主に説明する際の対応として誤っているのはど
れか。
1. 説明文を渡す。
2. 模型を使う。
3. 図を使う。
4. 自分の意見を主張する。
5. 繰り返し説明する。
1. 災害救助犬
2. 動植物検疫探知犬
3. 警備犬
4. 麻薬探知犬
5. 警察犬
問47 一般的に、犬にとってストレス緩和にならないのはどれか。
1. 遊び場
2. 滑らない床
3. 知育玩具
4. マイスペース
5. 隔離された部屋
問48 ペットロスに伴う悲嘆反応のうち認知的反応にあたるのはどれか。
1. 悲しみ
2. 否認
3. 怒り
4. 罪悪感
5. 不安
問49 「動物の愛護及び管理に関する法律」に規定されている動物の所有者又は占有者に課
せられる責務に関する記述として誤っているのはどれか。
1. 感染性の疾病について正しい知識をもつ。
2. 逸走を防止するために必要な措置を講ずる。
3. 自己の所有であることを明らかにするための措置を講ずる。
4. できる限り、動物が命を終えるまで適切に飼養する。
5. 無制限に繁殖を行う。
問50 現在、日本のペット産業で、市場規模が最も大きいのはどれか。
1. 生体販売
2. トリミングサロン
3. ペットホテル
4. ペットフード販売
5. ペット用品販売
一般問題(100問)
問1 動物福祉基準である「5つの自由」でないのはどれか。
1. 正常行動を発現する自由
2. 孤独からの自由
3. 飢えと渇きからの自由
4. 不快からの自由
5. 痛み、負傷、病気からの自由
問2 わが国における愛玩動物の福祉に関する記述として正しいのはどれか。
1. 飼育放棄により殺処分される犬や猫の数は年々増加している。
2. 飼い主のいない犬の殺処分回避策として TNR 活動が行われている。
3. 飼い主のいない猫への対策として地域猫活動が行われている。
4. 犬や猫の販売は生後5週齢未満までに行う。
5. 動物虐待は法令により規制されていない。
問3 「動物実験に用いられる動物の苦痛やストレスを軽減する」ことは、実験動物の福祉である3Rの原則のどれに該当するか。
1. Reduction
2. Refinement
3. Responsibility
4. Replacement
5. Remembrance
問4 細胞内で不要になった物質を分解する細胞小器官はどれか。
1. 核
2. リソソーム
3. ミトコンドリア
4. ゴルジ体
5. リボソーム
問5 mRNAからタンパク質を合成する過程はどれか。
1. 転写
2. 翻訳
3. 複製
4. 修復
5. スプライシング
1. 左心室を出た血液は肺動脈に流れる。
2. 右心室を出た血液は肺静脈に流れる。
3. 左心房と左心室の間に僧帽弁がある。
4. 右心房と右心室の間に二尖弁がある。
5. 心室の出口には弁は無い。
問7 呼吸に関する記述として誤っているのはどれか。
1. 呼吸中枢は橋と延髄にある。
2. 横隔膜の収縮は吸気を促す。
3. 外肋間筋の収縮は呼気を促す。
4. 呼気中の二酸化炭素濃度は吸気中より高い。
5. 血中酸素分圧の低下は換気を促進する。
問8 犬で胆管と膵管が開口する部位はどれか。
1. 食道
2. 胃
3. 十二指腸
4. 回腸
5. 結腸
問9 膜透過性が無く、受容体が細胞膜上にあるホルモンはどれか。
1. アルドステロン
2. テストステロン
3. コルチゾール
4. エストロゲン
5. セクレチン
問10 血圧調節に関わっていないホルモンはどれか。
1. バソプレシン
2. パラソルモン
3. アンジオテンシンⅡ
4. 心房性ナトリウム利尿ペプチド
5. アドレナリン
1. 腎小体 → ヘンレのワナ → 近位尿細管 → 集合管 → 遠位尿細管
2. 腎小体 → 近位尿細管 → 集合管 → ヘンレのワナ → 遠位尿細管
3. 腎小体 → ヘンレのワナ → 近位尿細管 → 遠位尿細管 → 集合管
4. 腎小体 → 近位尿細管 → ヘンレのワナ → 遠位尿細管 → 集合管
5. 腎小体 → ヘンレのワナ → 集合管 → 近位尿細管 → 遠位尿細管
問12 交感神経の作用はどれか。
1. 瞳孔の収縮
2. 心拍数の増加
3. 気管支の収縮
4. 胃液の分泌亢進
5. 腸の運動亢進
問13 軸椎はどれか。
1. 第一頚椎
2. 第二頚椎
3. 第一胸椎
4. 第二胸椎
5. 第一腰椎
問14 免疫担当細胞に関する記述として正しいのはどれか。
1. 好中球は脾臓で産生される。
2. リンパ球は骨髄で産生される。
3. リンパ球は胸腺でBリンパ球になる。
4. 形質細胞はTリンパ球が変化した細胞である。
5. マクロファージは抗体を産生する。
問15 回転加速度を感知する部位はどれか。
1. 半規管
2. 蝸牛
3. 球形嚢
4. 卵形嚢
5. 耳小骨
a:精嚢腺
b:凝固腺
c:前立腺
d:尿道球腺
e:包皮腺
1. a,b
2. b,c
3. c,d
4. d,e
5. a,e
問17 犬の発情期の平均期間はどれか。
1. 5日
2. 10日
3. 20日
4. 30日
5. 50日
問18 猫の平均妊娠期間はどれか。
1. 45日
2. 67日
3. 88日
4. 115日
5. 210日
問19 最も早期かつ安全に評価できる猫の妊娠診断法はどれか。
1. X線検査法
2. 腹部触診法
3. 超音波検査法
4. 腟スメア法
5. CT検査法
問20 難産を起こしやすい犬種はどれか。
1. ビーグル
2. ゴールデン・レトリーバー
3. ブルドッグ
4. トイ・プードル
5. マルチーズ
1. 新生子期から自力で排泄することができる。
2. 通常は排泄前に穴を掘る行動がみられる。
3. 成猫では1日の排便回数は通常4~5回である。
4. マーキングは去勢済みの雄のみにみられる。
5. トイレ以外の場所に排尿することはない。
問22 犬の学習に関する記述として正しいのはどれか。
1. 学習の速さには犬種による違いがある。
2. 高齢犬の方が若齢犬よりも学習が速い。
3. 静かな環境の方が刺激が多い環境よりも学習が遅い。
4. 学習により変化した行動を生得的行動という。
5. 訓練経験の無い犬の方が高度な学習を達成しやすい。
問23 動物の行動修正における脱感作に関する記述として正しいのはどれか。
1. オペラント条件づけを利用した手法である。
2. 問題行動を引き起こす刺激に馴らすことである。
3. 刺激の種類が多い状況ほど有効である。
4. できるだけ大きな刺激から曝露を行う。
5. 刺激に曝露させる頻度は低い方がよい。
問24 犬の食性、嗜好、摂食行動に関する記述として正しいのはどれか。
a:間欠採食者である。
b:雑食動物である。
c:新鮮肉食者である。
d:単独捕食者である。
e:苦味を好む。
1. a,b
2. b,c
3. c,d
4. d,e
5. a,e
問25 犬のライフステージと栄養学上の留意点の組合せとして正しいのはどれか。
a:成長期 高エネルギーのフードが適切である。
b:成長期 総合栄養食にカルシウムの添加が必須である。
c:妊娠期 授乳期よりもエネルギー要求量は高い。
d:授乳期 低脂肪のフードが適切である。
e:高齢期 維持期よりもエネルギー要求量は低い。
1. a,b
2. b,c
3. c,d
4. d,e
5. a,e
1. 食物繊維を多く含むフードは食後の血糖値の上昇を抑える。
2. 身体的なストレスは血糖値を安定させる。
3. BCS をより高く保つほど血糖値は安定する。
4. 糖質を増量したフードが推奨される。
5. 摂食量にかかわらずインスリン投与量は一定とする。
問27 肝性脳症の犬の栄養管理として誤っているのはどれか。
a:低タンパクの食事を与える。
b:分岐鎖アミノ酸の投与が推奨される。
c:食物繊維の摂取が推奨される。
d:ラクツロースの投与は禁忌である。
e:炭水化物の摂取を制限する。
1. a,b
2. b,c
3. c,d
4. d,e
5. a,e
問28 非経腸栄養に関する記述として正しいのはどれか。
1. 非経腸栄養剤は、単一のタンパク質から作製される。
2. 院内調整した非経腸栄養剤は、冷蔵すれば長期間保存が可能である。
3. 経鼻カテーテルによる流動食給与は、非経腸栄養法の一種である。
4. 完全非経腸栄養(TPN)は、頚静脈など太い血管を介して給与する。
5. 末梢非経腸栄養(PPN)では、必要エネルギーの 100 % を給与できる。
問29 肉用肥育牛で、脂肪交雑を高めるために給与制限するビタミンはどれか。
1. ビタミンA
2. ビタミンB1
3. ビタミンC
4. ビタミンD
5. ビタミンE
問30 スナネズミに関する記述として正しいのはどれか。
1. 米国で実験動物化された。
2. 成熟体重は300 g~400gである。
3. 加齢とともに高脂血症になる。
4. 体表血管からの採血に適している。
5. 移動の際は尾の先端部分を持つのがよい。
1. マウス
2. ラット
3. モルモット
4. ハムスター
5. スナネズミ
問32 特定外来生物でないのはどれか。
1. アライグマ
2. ハクビシン
3. ヌートリア
4. キョン
5. シママングース
問33 「愛玩動物看護師法」に関する記述として正しいのはどれか。
1. 動物病院での勤務経験があれば、愛玩動物看護師の名称を使用できる。
2. 愛玩動物看護師は、業務にあたって獣医師と連携する必要はない。
3. 愛玩動物看護師が氏名を変更した場合、手続きは必要ない。
4. 愛玩動物看護師の名称は、使用停止になることがある。
5. 愛玩動物の世話や看護をするには、常に獣医師の指示が必要である。
問34 「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」が規定する輸入禁止動 物はどれか。
a:フェレット
b:ハムスター
c:ハクビシン
d:プレーリードッグ
e:スカンク
1. a,b
2. b,c
3. c,d
4. d,e
5. a,e
問35 「狂犬病予防法」が定める犬の登録申請先はどこか。
1. 都道府県知事
2. 保健所長
3. 家畜保健衛生所長
4. 厚生労働大臣
5. 市町村長(特別区の区長)
1. 犬と猫の繁殖制限
2. 動物取扱業者の規制
3. 実験動物の使用数の削減
4. 特定外来生物の飼養
5. 都道府県等による犬と猫の引き取り
問37 「動物の愛護及び管理に関する法律」に規定されているマイクロチップに関する記述として正しいのはどれか。
1. 装着の対象動物は犬、猫、ウサギである。
2. 動物個体ごとに 10 桁の数字が記録されている。
3. 番号を読み込むには専用の読み取り機が必要である。
4. 迷子になった動物の位置を把握できる。
5. 狂犬病の注射済票があれば装着が免除される。
問38 「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)」に規定され ている項目として誤っているのはどれか。
1. 基準・規格に合わないペットフードの販売の禁止
2. 事業者の事業開始前の届出
3. 事業者の帳簿の備え付け
4. 賞味期限、原材料名、原産国名、事業者名及び住所の表示
5. 都道府県等による監視指導計画の策定
問39 融解(液化)壊死をおこしやすい臓器はどれか。
1. 心臓
2. 腎臓
3. 骨
4. 脳
5. 肺
問40 循環障害の結果生じる病変でないのはどれか。
1. チアノーゼ
2. 脳梗塞
3. 肺水腫
4. 白内障
5. にくずく肝
1. カルシウム
2. ナトリウム
3. カリウム
4. マグネシウム
5. マンガン
問42 腫瘍に関する記述として正しいのはどれか。
1. 骨肉腫は骨の悪性腫瘍である。
2. 肥満細胞腫は脂肪細胞の腫瘍である。
3. 白血病は上皮性腫瘍である。
4. 猫の乳腺腫瘍はほとんど良性である。
5. 歯肉腫は歯の悪性腫瘍である。
問43 保管場所を施錠しなければならない医薬品はどれか。
1. イソフルラン
2. メデトミジン
3. ケタミン
4. ブピバカイン
5. ブトルファノール
問44 麻酔薬に関する記述として正しいのはどれか。
1. 開腹・開胸手術の際は局所麻酔薬のみを用いる。
2. 局所麻酔薬による副作用は全くない。
3. 全身麻酔開始前には前投与薬を与えることはない。
4. 全身麻酔薬は中枢神経系の機能を抑制する。
5. 全身麻酔薬の作用により知覚機能が亢進する。
問45 ヘパリンの薬効分類はどれか。
1. 抗ウイルス薬
2. 抗凝固薬
3. 抗炎症薬
4. 抗真菌薬
5. 抗アレルギー薬
a:ゲノムは DNA のみからなる。
b:ペプチドグリカンの殻をもつ。
c:一部はエンベロープをもつ。
d:宿主細胞の中で増殖する。
e:二分裂によって増殖する。
1. a,b
2. b,c
3. c,d
4. d,e
5. a,e
問47 感染症に関する記述として誤っているのはどれか。
1. 病原体の感染経路には水平感染と垂直感染がある。
2. 飛沫は歯石除去でも発生するため対策が必要である。
3. 適切な栄養管理は宿主の免疫能を向上させ感染症対策となる。
4. ワクチン接種により感染経路を遮断することができる。
5. 殺菌や消毒により感染症のリスクを低減できる。
問48 プリオン病でないのはどれか。
1. クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)
2. 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
3. 牛海綿状脳症(BSE)
4. スクレイピー
5. 伝達性ミンク脳症
問49 猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症に関する記述として正しいのはどれか。
1. 病原体はコロナウイルスである。
2. 飛沫による経鼻感染が多い。
3. 無症候キャリアの期間は数週間程度である。
4. 免疫異常を起こすと口内炎を発症しやすい。
5. 抗ウイルス薬により完治が期待できる。
問50 10%塩化ベンザルコニウム消毒液を希釈して 0.05 % 液を 500 mL 調整するのに必要な原液量はどれか。
1. 1.0 mL
2. 1.5 mL
3. 2.0 mL
4. 2.5 mL
5. 3.0 mL
1. IgA 肥満細胞
2. IgA リンパ球
3. IgG 肥満細胞
4. IgE リンパ球
5. IgE 肥満細胞
問52 人獣共通感染症でヒト用のワクチンが存在するのはどれか。
1. オウム病
2. 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
3. トキソプラズマ症
4. ブルセラ症
5. 狂犬病
問53 破傷風に関する記述として誤っているのはどれか。
1. 馬が最も感受性が高い。
2. 筋肉の強直性痙攣が特徴である。
3. 病原体はウイルスである。
4. 予防にトキソイドが用いられる。
5. 創傷部位から感染する。
問54 食品の「特定原材料」として表示義務があるのはどれか。
1. オレンジ
2. 牛肉
3. ごま
4. さば
5. 小麦
問55 カンピロバクター食中毒の主な原因となる食品はどれか。
1. 鶏肉
2. イワシ
3. 牡蠣
4. フグ
5. 牛肉
1. 僧帽弁と三尖弁の閉鎖音である。
2. 大動脈弁と三尖弁の閉鎖音である。
3. 大動脈弁と肺動脈弁の開放音である。
4. 僧帽弁の閉鎖音と三尖弁の開放音である。
5. 僧帽弁と三尖弁の開放音である。
問57 輸血の目的でないのはどれか。
1. 赤血球の補給
2. 血小板の補給
3. 血漿タンパクの補給
4. 凝固因子の補給
5. 水分の補給
問58 X線撮影に用いるグリッドに関する記述として誤っているのはどれか。
1. 散乱線を除去する。
2. 画像の鮮鋭度を高める。
3. 裏表がない。
4. 内部は格子構造である。
5. ブレンデともいう。
問59 神経学的検査において、姿勢反応でないのはどれか。
1. 手押し車反応
2. 踏み直り反応
3. 跳び直り反応
4. 立ち直り反応
5. 威嚇まばたき反応
問60 フルオレセイン試験の評価目的はどれか。
1. 赤血球の再生
2. 皮膚糸状菌の感染
3. 細菌の性状
4. 角膜の傷害
5. 涙液の分泌量
a:鋭匙
b:ウッド灯
c:鉗子
d:セロハンテープ
e:DMSO-KOH 溶液
1. a,b
2. b,c
3. c,d
4. d,e
5. a,e
問62 術者の準備に関する記述として正しいのはどれか。
a:手術室に入る際は手術帽とマスクを着用する。
b:爪を短く切っておく。
c:マスクの紐は耳の前で交差させるように結ぶ。
d:手指消毒は肘から指先に向かって行う。
e:手術用手袋の装着は開放式を基本とする。
1. a,b
2. b,c
3. c,d
4. d,e
5. a,e
問63 麻酔中の動物を五感により看視する項目はどれか。
1. 直腸温
2. 呼気中の二酸化炭素分圧
3. 換気量
4. 動脈血酸素飽和度
5. 粘膜色
問64 縫合糸に関する記述として正しいのはどれか。
1. ナイロンは吸収性の合成素材である。
2. ポリプロピレンは非吸収性の天然素材である。
3. ポリグリコネートは非吸収性の合成素材である。
4. 絹糸は非吸収性の天然素材である。
5. ポリエステルは吸収性の天然素材である。
問65 関節可動域の拡大を目的に行う理学療法として最も適切なのはどれか。
1. 電気刺激療法
2. 補助起立
3. 寒冷療法
4. バランス運動
5. ストレッチ
1. グルーミングはしない。
2. 常に同じ体位で寝かせる。
3. 隔離された空間に置く。
4. 食事量は必ず一定にする。
5. 生活環境の変更は慎重に行う。
問67 終末期の動物における看護として誤っているのはどれか。
1. 死期がせまった時期であることを認識する。
2. 問題点を抽出して対応する。
3. 飼い主が望むサポートを把握する。
4. 安らかな死を迎えられるようにサポートする。
5. 看取りは二次診療施設に任せる。