112回看護師国家試験問題と解答/2023年(令和5年)2月実施

解答は模擬解答となります。厚労省の正答表が公開され次第、最新版に更新予定。

第112回看護師国家試験の合格率・ボーダーライン・不適切問題等

2023年3月24日に厚生労働省が正式発表した112回看護師国家試験、106回助産師、109回保健師の受験データによると、合格率は、看護師が90.8%、助産師が95.6%、保健師が93.7%。いずれも新卒者の合格率が高かった。

第112回看護師国家試験の出願者数6万4,704人、受験者数6万4,051人、合格者数5万8,152人で、合格率は90.8%。このうち、新卒者の合格者数は5万6,276人で、合格率は95.5%。合格基準は必修問題40点以上/50点満点で必修問題不適切問題なし。一般・状況設定ボーダーは152点以上/249点満点、午後問題35が完全採点除外問題でした。

第112回看護師国家試験(午前問題)

問題1
令和2年(2020年)の人口動態統計における妻の平均初婚年齢はどれか。

1. 19.4歳
2. 24.4歳
3. 29.4歳
4. 34.4歳

問題2
令和元年(2019年)の国民生活基礎調査における女性の有訴者の自覚症状で最も多いのはどれか。

1. 頭痛
2. 肩こり
3. 体がだるい
4. 目のかすみ

問題3
喫煙指数 (Brinkman〈ブリンクマン〉指数)を算出するために、 喫煙年数のほかに 必要なのはどれか。

1. 喫煙開始年齢
2. 受動喫煙年数
3. 家庭内の喫煙者数
4. 1日の平均喫煙本数

問題4
休憩時間を除いた1週間の労働時間で、超えてはならないと労働基準法で定められているのはどれか。

1.30 時間
2.35 時間
3.40 時間
4.45 時間

問題5
介護保険法における要支援および要介護認定の状態区分の数はどれか。

1. 4
2. 5
3. 6
4. 7

問題6
緩和ケアの目標で正しいのはどれか。

1. 疾病の治癒
2. 余命の延長
3. QOLの向上
4. 在院日数の短縮

問題7
運動機能の発達で3歳以降に獲得するのはどれか。

1. 階段を昇る。
2. ひとりで立つ。
3. ボールを蹴る。
4. けんけん〈片足跳び〉をする。

問題8
ハヴィガースト,R.J.(Havighust,R.J.) が提唱する成人期の発達課題はどれか。

1. 経済的に自立する。
2. 身体的衰退を自覚する。
3. 正、不正の区別がつく。
4. 読み、書き、計算ができる。

問題9
令和2年(2020年)の衛生行政報告例における看護師の就業場所で、医療機関(病 院、診療所)の次に多いのはどれか。

1. 事業所
2. 市町村
3. 保健所
4. 訪問看護ステーション

問題10
体性感覚はどれか。

1. 視覚
2. 触覚
3. 聴覚
4. 平衡覚





問題11
健康な成人の白血球の中に占める割合が高いのはどれか。

1. 単球
2. 好酸球
3. 好中球
4. リンパ球

問題12
体温変化をとらえ、体温調節の指令を出すのはどれか。

1. 橋
2. 小脳
3. 視床下部
4. 大脳皮質

問題13
下血がみられる疾患はどれか。

1. 肝囊胞(liver cyst)
2. 大腸癌(colon cancer)
3. 子宮体癌(uterine corpus cancer)
4. 腎細胞癌(renal cell carcinoma)

問題14
糖尿病(diabetes mellitus)の急性合併症はどれか。

1. 足壊疽(foot gangrene)
2. 脳血管疾患(cerebrovascular disease)
3. 糖尿病網膜症(diabetic retinopathy)
4. ケトアシドーシス昏睡

問題15
メタボリックシンドローム(metabolic syndrome)の診断基準において男性の腹囲 〈ウエスト周囲径〉で正しいのはどれか。

1. 80cm以上
2. 85cm以上
3. 90cm以上
4. 95cm以上

問題16
炎症マーカーはどれか。

1. CA19-9
2. 抗核抗体
3. C反応性蛋白質〈CRP〉
4. リウマトイド因子〈RF〉

問題17
薬物動態で肝臓が関与するのはどれか。

1. 吸収
2. 分布
3. 代謝
4. 蓄積

問題18
胃から食道への逆流を防ぐために、成人が食後30分から1時間程度とるとよい体位はどれか。

1. 座位
2. 仰臥位
3. 右側臥位
4. 半側臥位

問題19
全身清拭時に皮膚に触れるタオルの温度で適切なのはどれか。

1. 20~22℃
2. 30~32℃
3. 40~42℃
4. 50~52℃

問題20
個人防護具の脱衣手順で最初に外すのはどれか。

1. 手袋
2. ガウン
3. サージカルマスク
4. フェイスシールド





問題21
オートクレーブによる滅菌法はどれか。

1. 酸化エチレンガス滅菌
2. 高圧蒸気滅菌
3. 放射線滅菌
4. 乾熱滅菌

問題22
薬物の吸取速度が最も早いのはどれか。

1. 経口投与
2. 筋肉内注射
3. 静脉内注射
4. 直腸内投与

問題23
室内空気下での呼吸で、成人の一般的な酸素療法の適応の基準はどれか。

1. 動脈血酸素分圧〈PaO2〉60 Torr以上
2. 動脈血酸素分圧〈PaO2〉60 Torr未満
3. 動脈血二酸化炭素分圧〈PaCO2〉60 Torr以上
4. 動脈血二酸化炭素分圧〈PaCO2〉60 Torr未満

問題24
CO2ナルコーシスの症状で正しいのはどれか。

1. 咳嗽
2. 徐脈
3. 浮腫
4. 意識障害

問題25
母乳栄養の児に不足しやすいのはどれか。

1. ビタミンA
2. ビタミンB
3. ビタミンC
4. ビタミンE
5. ビタミンK

問題26
骨格筋の細胞膜には(  )に対する受容体がある。自己抗体がこの受容体の働きを阻害すると骨格筋は収縮できなくなる。
(  )に入る神経伝達物質として正しいのはどれか。

1. アセチルコリン
2. アドレナリン
3. ドパミン
4. ノルアドレナリン

問題27
健常な女子 (15歳)が野外のコンサートで興奮し、頻呼吸を起こして倒れた。このときの女子の体内の状態で正しいのはどれか。

1. アルカローシスである。
2. ヘマトクリットは基準値よりも高い。
3. 動脈血酸素飽和度 <SaO2〉は 100% を超えている。
4. 動脈血二酸化炭素分圧〈PaCO2〉は基準値よりも高い。

問題28
藥物の分解、排泄の速さの指標となるのはどれか。

1. 最高血中濃度
2. 生物学的半減期
3. 濃度曲線下面積
4. 最高血中濃度到達時間

問題29
多発性骨髄腫(multiple myeloma)で腫瘍化しているのはどれか。

1. B細胞
2. T細胞
3. 形質細胞
4. 造血幹細胞

問題30
くも膜下出血(subarachnoid hemorrhage)の成因で最も多いのはどれか。

1. 外傷
2. 脳腫瘍(brain tumor)
3. 腦動脈瘤(cerebral aneurysm)
4. 腦動静脈奇形(cerebral arteriovenous malformation)





問題31
社会保険制度と根拠法令の組合せで正しいのはどれか。

1. 医療保険----健康保険法
2. 介護保険----高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関寸法律〈高齢者虐待防止法>
3. 雇用保険----社会福祉法
4. 年金保険----生活困窮者自立支援法

問題32
老人福祉法と介護保険法のいずれにも位置付けられている施設はどれか。

1. 介護医療院
2. 介護老人保健施設
3. 老人福祉センター
4. 老人デイサービスセンター

問題33
ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉(human immunodeficiency virus infection)感染症について正しいのはどれか。

1. 令和2年(2020年)の新規感染者数は10年前に比べ増加している。
2. 日本では異性間の性的接触による感染が最も多い。
3. 早期に発見して治療を開始すれば完治する。
4. 保健所でのHIV検査は匿名で受けられる。

問題34
医療計画について正しいのはどれか。

1. 基準病床数を定める。
2. 5年ごとに見直しを行う。
3. 特定機能病院の基準を定める。
4. 一次、二次および三次医療圏を設定する。

問題35
ノロウイルス感染症に罹患した患者の嘔吐物が床に飛び散っているこの処理に使用する消毒薬で適切なのはどれか。

1. 70%エタノール
2. ポビドンヨード
3. 塩化ベンザルコニウム
4. 次亜塩素酸ナトリウム

問題36
臨死期の身体的変化はどれか。

1. 尿量が増加する。
2. 全身の筋肉が硬直する。
3. 不規則な呼吸が出現する。
4. 頸動脈が触れなくなった後、橈骨動脈が触れなくなる。

問題37
成人女性に対するベッド上での排泄援助とその目的の組合せで適切なのはどれか。

1. 窓を開ける。----寒冷刺激による排尿促進
2. 上半身を挙上する。----腹圧のかけやすさによる
3. 外陰部にトイレットペーパーを当てる。----尿臭の防止
4. 便器の底にトイレットペーパーを敷く。----寝具の汚染防止

問題38
成人のノンレム睡眠の特徴はどれか。

1. 体温が上昇する。
2. 急速な眼球運動がある。
3. 加齢に伴い時間が長くなる。
4. 睡眠周期の前半にみられる。

問題39
穿刺と穿刺部位の組合せで適切なのはどれか。

1. 胸腔穿刺----胸骨柄
2. 骨髄穿刺----第3・4腰椎間
3. 腹腔穿刺----腹直筋外側の側腹部
4. 腰椎穿刺----上前腸骨棘

問題40
毒薬の保管方法を規定している法律はどれか。

1. 薬剤師法
2. 毒物及び劇物取締法
3. 麻薬及び向精神薬取締法
4. 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律 <医薬品医療機器等法>





問題41
輸血用血液製剤と保存温度の組合せで正しいのはどれか。

1. 血小板成分製剤----2~6℃
2. 赤血球成分製剤----2~6℃
3. 血漿成分製剤----20~24℃
4. 全血製剤----20~24℃

問題42
真空採血管とホルダーを用いて静脈血採血を実施するときに、駆血を解除するタイミングで適切なのはどれか。

1. 採血針を皮膚に穿刺した直後
2. 真空採血管内への血液の流入が始まったとき
3. 真空採血管内への血液の流入が終わったとき
4. ホルダーから真空採血管を抜去した後

問題43
MRI検査室に持ち込んでよいのはどれか。

1. 耳栓
2. 携帯電話
3. 使い捨てカイロ
4. キャッシュカード

問題44
ムーア, F. D.(Moore, F. D.)が提唱した外科的侵襲を受けた患者の生体反応で正しいのはどれか。

1. 傷害期では尿量が増加する。
2. 転換期では循環血液量が増加する。
3. 筋力回復期では蛋白の分解が進む。
4. 脂肪蓄積期では活動性が低下する。

問題45
関節拘縮の予防を目的とした関節可動域 〈ROM> 訓練で正しいのはどれか。

1. 関節を速く動かす。
2. 運動麻痺がある場合は患側から行う。
3. 他動運動は痛みが生じないように行う。
4. 徒手筋力テストの結果が1以下の場合は自動運動を促す。

問題46
放射線治療で人体の吸収線量を表す単位はどれか。

1. Bq
2. eV
3. Gy
4. Sv

問題47
Aさん (62歳、男性) は呼吸困難と咳嗽が増強したため外来を受診した。胸部エックス線写真と胸部CTによって特発性肺線維症(idiopathic pulmonary fibrosis)による間質性肺炎と診断され、呼吸機能検査(interstitial pneumonia)を受けた。換気障害の分類を図に示す。

112回看護師国家試験午前問題47

Aさんの換気障害の分類で当てはまるのはどれか。

1. A
2. B
3. C
4. D

問題48
右肺尖部の肺癌(lung cancer)の胸壁への浸潤による症状はどれか。

1.散瞳
2.構音障害
3.閉眼困難
4.上肢の疼痛

問題49
胃切除術後のダンピング症候群(dumping syndrome)を予防するための食事指導で適切なのはどれか。

1. 15分以内に食べる。
2. 糖質の多い食事を摂る。
3. 1回の摂取量を少なくする。
4. 1日の食事回数を少なくする。

問題50
重度の肝硬変(cirrhosis)で基準値よりも低い値を示す血液検査項目はどれか。

1. 血清アルブミン〈Alb〉
2. 血清ビリルビン〈Bil〉
3. 血中アンモニア〈NH3〉
4. プロトロンビン時間〈PT>





問題51
成人のばね指(snapping finger)で正しいのはどれか。

1. 男性に多い。
2. 原因は腱の炎症である。
3. 好発部位は示指である。
4. 積極的にストレッチを行う。

問題52
広汎子宮全摘出術を受けた患者への退院後の生活に関する説明で正しいのはどれか。

1.「術後2週から性交は可能です」
2.「定期的に排尿を試みてください」
3.「調理のときは手袋をしてください」
4.「退院当日から浴槽の湯に浸かることができます」

問題53
老化に伴う血液・造血器系の変化で適切なのはどれか。

1. エリスロポエチンが増加する。
2. 黄色骨髄が減少する。
3. 顆粒球数が増加する。
4. 赤血球数が減少する。

問題54
高齢者の身体拘束に関する説明で適切なのはどれか。

1. 身体拘束の実施は担当看護師が決定する。
2. ミトン型の手袋の使用は身体拘束ではない。
3. 本人が身体拘束に同意していれば家族への説明は不要である。
4. 切迫性、非代替性および一時性の全てを満たしている場合に検討される。

問題55
65歳以上の高齢者が要介護認定の有無に関わらず利用できるのはどれか。

1. 介護予防教室
2. 介護老人保健施設
3. 夜間対応型訪問介護
4. 通所介護 〈デイサービス〉

問題56
入院中の高齢者への看護師の対応で適切なのはどれか。

1. 入院当日から複数の看護師が関わる。
2. 1回の訪室で多くの情報を聴取する。
3. 1日のスケジュールは口頭で説明する。
4. 退院後の生活を予測して情報収集する。

問題57
1歳6か月の身体発育曲線 (体重) を示す。
異常が疑われるのはどれか。
112回看護師国家試験午前問題57

問題58
幼児期の心理社会的特徴はどれか。

1. 自己中心性
2. 心理的離乳
3. ギャングエイジ
4. ボディイメージの変容

問題59
正常な幼児期の基本的生活習慣で、2歳0か月ころまでに習得するのはどれか。

1. 鼻をかむ。
2. スプーンを使う。
3. 夜間のおむつがとれる。
4. 洋服のボタンをとめる。

問題60
母子保健法に規定されているのはどれか。

1. 母子健康包括支援センター
2. 乳児家庭全戸訪問事業
3. 助産施設
4. 特定妊婦





問題61
排卵のある正常な月経周期で正しいのはどれか。

1. 黄体は形成後1週間で萎縮する。
2. エストロゲンの作用で子宮内膜が分泌期になる。
3. 発育した卵胞の顆粒膜細胞からプロゲステロンが分泌される。
4. エストロゲンのポジティブフィードバックによって黄体形成ホルモンの分泌が増加する。

問題62
不妊症(infertility)について正しいのはどれか。

1. 約6割は原因不明である。
2. 検査に基礎体温測定がある。
3. 治療の1つに不妊手術がある。
4. 女性の年齢は治療効果に影響しない。

問題63
正常な分娩経過はどれか。

1. 骨盤入口部に児頭が進入する際、児の頭部が胸壁に近づく。
2. 骨盤出口部に達した時点で、児頭の矢状縫合は母体の骨盤の横径に一致す
る。
3. 児頭娩出後、胎児は肩の長軸が骨盤出口部の横径に一致するよう回旋する。
4. 児頭が発露したころに胎盤が剥離する。

問題64
新生児の呼吸窮迫症候群 〈RDS〉(respiratory distress syndrome) で正しいのはどれか。

1. 呼吸数が減少する。
2. 過期産児に発症しやすい。
3. 生後24時間ころから発症する。
4. 肺サーファクタントの欠乏が原因で生じる。

問題65
小児期から青年期に発症し、 運動性チック、音声チック及び汚言の乱用を伴うの はどれか。

1. Down<ダウン〉症候群(Down's syndrome)
2. Tourette〈トゥレット〉障害(Tourette's disorder)
3. 注意欠如多動性障害 〈ADHD〉(attention-deficit/hyperactivity disorder)
4. Lennox-Gastaut〈レノックス・ガストー〉症候群(Lennox-Gastaut syndrome )

問題66
患者の権利や力を尊重し、自己制御している感覚を持たせ、 患者が社会生活に必要な技能や能力を獲得する支援を意味するのはどれか。

1. リカバリ
2. ストレングス
3. レジリエンス
4.エンパワメント

問題67
障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律 〈障害者総合支援法〉に基づき、精神障害者に適用されるのはどれか。

1. 障害基礎年金
2. 一定割合の雇用義務
3. 精神障害者保健福祉手帳
4. 自立支援医療(精神通院医療)

問題68
Aさん (85歳 男性) は1人暮らしで判断能力が不十分である。 4親等以内の親 族はいない。
訪問看護事業所におけるAさんの情報管理で適切なのはどれか。

1. 成年後見人にAさんの訪問看護計画を説明する。
2. 地域の民生委員にAさんの経済状況を知らせる。
3. Aさんの訪問記録を電子メールに添付して援助者間で共有する。
4. 新たなサービスの利用を検討する他の利用者にAさんのケアプランを見せ
る。

問題69
Aさん (80歳、女性) は1人暮らしで、在宅酸素療法〈HOT> を受けている。 訪問看護師はAさんに停電時を想定した避難行動の指導を行うことにした。
Aさんの停電時の避難行動で優先度が高いのはどれか。

1. 電気のブレーカーを落とす。
2. 玄関の扉を開けて出口を確保する。
3. 訪問看護ステーションに連絡をする。
4. 酸素濃縮器から酸素ボンベに切り替える。

問題70
介護保険制度における都道府県が指定・監督を行う居宅サービスはどれか。

1. 福祉用具貸与
2. 小規模多機能型居宅介護
3. 定期巡回・随時対応型訪問介護看護
4. 認知症対応型共同生活介護<グループホーム>





問題71
Aさん(70歳、男性、要介護1)は脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症で左不全麻痺がある。家屋内は杖を使用して移動が可能である。Aさんから 「入浴が不安なので安全な方法を教 えてほしい」と訪問看護師に相談があった。

Aさんへの助言で適切なのはどれか。

1. 手すりは左手で持つ。
2. 左足から浴槽に入る。
3. 浴室内を杖で移動する。
4. 浴槽から出るときは入浴台<バスボード>を使う。

問題72
看護マネジメントのプロセスの「統制」はどれか。

1. 看護職員の仕事への動機付けを行う。
2. 病棟の目標をもとに看護活動の年間計画を立案する。
3. 褥瘡ケアの改善に取り組むための担当チームを構成する。
4. 病棟の1年間の業務評価に基づき看護活動の計画を修正する。

問題73
職員数が300人の病院の看護師の働き方に関するマネジメントで、労働安全衛生法に基づいて規定されているのはどれか。

1. 1年以内ごとに1回、定期に心理的な負担の程度を把握するための検査を行う。
2. 8時間を超える夜勤の時は1時間以上の休憩時間を確保する。
3. 生理日に就業が著しく困難な場合は休暇の請求ができる。
4. 妊娠中は請求すれば時間外労働が免除される。

問題74
国際協力として5歳未満児死亡率の高い地域に1年間派遣されることになった看護師が、派遣される地域の住民に対して行う活動でプライマリヘルスケアの原則に基づいた活動はどれか。

1. 高度な治療を目的とした活動
2. 医学的研究の遂行を優先した活動
3. 派遣先で入手できる資源を利用した活動
4. 派遣される専門家チームを中心とする活動

問題75
音を感知するラセン器 〈Corti〈コルチ〉器〉があるのはどれか。

1. 蝸牛管
2. 半規管
3. 鼓室
4. 鼓膜
5. 前庭

問題76
正常な糸球体で濾過される物質はどれか。

1. フィブリノゲン
2. ミオグロビン
3. アルブミン
4. 血小板
5. 赤血球

問題77
冷たい川に飛び込んだときに急激に体温が低下する原因で正しいのはどれか。

1. 対流による体熱の放散
2. 放射による体熱の放散
3. 熱伝導による体熱の放散
4. 代謝による熱エネルギー産生の低下
5. 骨格筋における熱エネルギー産生の低下

問題78
インスリンを過剰に投与したときに現れる症候で正しいのはどれか。

1. 発熱
2. 浮腫
3. 口渇感
4. 顔面紅潮
5. 手足のふるえ

問題79
僧帽弁狭窄症(mitral stenosis)について正しいのはどれか。

1. 弁口面積が拡大する。
2. 左心房内圧が上昇する。
3. 狭心痛を合併することが多い。
4. 弁尖の先天的な3尖化が原因となる。
5. 胸骨右縁第2肋間で心雑音を聴取する。

問題80
検査の画像を以下に示す。

112回看護師国家試験午前問題80 112回看護師国家試験午前問題80 112回看護師国家試験午前問題80 112回看護師国家試験午前問題80 112回看護師国家試験午前問題80

狭心症(angina pectoris)の手術に最も重要な検査はどれか。

1. A
2. B
3. C
4. D
5. E





問題81
変形性膝関節症(osteoarthritis of the knee)について正しいのはどれか。

1. 男性に多い。
2. 第一選択は手術療法である。
3. 変形性関節症(osteoarthritis)の中で2番目に多い。
4. 二次性のものが一次性のものより多い。
5. 経時的に進行して10年で半数が悪化する。

問題82
学校保健安全法で出席停止となる学校感染症のうち、第二種に分類されているのはどれか。

1. インフルエンザ(influenza)
2. 細菌性赤痢(shigellosis)
3. ジフテリア(diphtheria)
4. 腸チフス(typhoid fever)
5. 流行性角結膜炎(epidemic keratoconjunctivitis)

問題83
成人におけるバイタルサインで緊急に対応が必要なのはどれか。

1. 脈拍70/分
2. 体温34.4℃
3. 呼吸数14/分
4. 血圧130/80mmHg
5. グラスゴー・コーマ・スケール <GCS〉15点

問題84
老化による尿の生成と排尿機能の変化はどれか。

1. 排尿回数の減少
2. 膀胱容量の増加
3. 夜間尿量の減少
4. 残尿量の増加
5. 尿比重の上昇

問題85
定期予防接種について正しいのはどれか。

1. BCG接種前にツベルクリン反応を実施する。
2. ロタウイルスワクチンは不活化ワクチンである。
3. ポリオウイルスワクチンの定期接種は廃止された。
4. 麻疹ウイルスワクチンは就学までに4回接種する。
5. ヒトパピローマウイルス〈HPV〉ワクチンは筋肉内注射する。

問題86
緑内障(glaucoma)について正しいのはどれか。 2つ選べ。

1. 眼球が突出する。
2. 視神経が萎縮する。
3. 硝子体が混濁する。
4. 眼底に出血がみられる。
5. 眼圧の上昇が原因となる。

問題87
高齢者に脱水が起こりやすくなる要因はどれか。 2つ選べ。

1. 骨量の減少
2. 筋肉量の減少
3. 細胞内液量の減少
4. 渇中枢の感受性の亢進
5. 抗利尿ホルモンの反応性の亢進

問題88
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律〈精神保健福祉法〉に基づく入院形態で正しいのはどれか。2つ選べ。

1. 応急入院は72時間以内に限られている。
2. 緊急措置入院中の患者は本人と家族が希望すれば退院できる。
3. 措置入院中の患者は精神医療審査会へ退院請求を申し出ることができる。
4. 精神保健指定医は任意入院中の患者について入院継続を必要と判断しても、退院を制限できない。
5.医療保護入院のためには入院の必要性に関する2名の精神保健指定医の一致した判断が必要である。

問題89
クリニカルパスについて正しいのはどれか。2つ選べ。

1. 在宅療養には適用できない。
2. 医療者と患者が治療計画を共有できる。
3. バリアンス発生の判断は退院日に行う。
4. 多職種間のコミュニケーションが不要になる。
5. 一定の質を保った治療と看護ケアの提供につながる。

問題90
看護のアウトカムを評価するために収集する情報はどれか。2つ選べ。

1. 褥瘡発生率
2. 患者の満足度
3. 研修会の開催回数
4. 新人看護師の離職率
5. 退院指導の実施回数





次の文を読み91~93の問いに答えよ。

Aさん (47歳、男性、会社員)は妻と2人暮らしで、自宅の室内で犬を飼っている。15年前に慢性糸球体腎炎(chronic glomerulonephritis)と診断され、徐々に腎機能低下が認められたので、 2年前から慢性腎不全(chronic renal failure)のため血液透析療法を週3回受けている。今回、弟から腎臓の提供の申し出があり、生体腎移植の目的で入院した。入院3日、 Aさんの生体腎移植手術は予定通り終了した。

問題91
Aさんの手術直後に観察すべき項目で優先度が高いのはどれか。

1. 尿量
2. 血糖値
3. 白血球数
4. シャント音

問題92
Aさんは術前からタクロリムスなど複数の免疫抑制薬を服用している。Aさんは「移植したら免疫抑制薬を飲む必要があることは分かっているのですが、 退院後は何に気を付ければよいですか」と看護師に質問した。

Aさんへの看護師の説明で適切なのはどれか。

1. 「犬は今まで通り室内で飼育できます」
2. 「グレープフルーツは摂取しないでください」
3. 「感染予防のため風疹のワクチン接種をしてください」
4. 「薬を飲み忘れたときは2回分をまとめて服用してください」

問題93
Aさんは順調に回復し、移植後の拒絶反応もなく退院することになった。 Aさんは「腎臓が悪くなってから気を付けないといけないことが多かったのですが、移植してこれまでの制約がなくなりますね」と話した。

Aさんの退院後の生活で継続が必要なのはどれか。

1. 蛋白質の摂取制限
2. 週3回の通院
3. 水分の制限
4. 体重の管理

次の文を読み94~96の問いに答えよ。
Aさん(28歳、女性、美容師) はゴルフが趣味である。 同居しているパートナーと1週前にゴルフに行った後から、顔面の紅斑、微熱、 全身倦怠感および手指の関節痛が現れた。病院を受診したところ、 全身性エリテマトーデス 〈SLE>(systemic lupus erythematosus)と診断され入院した。Aさんは看護師に「これまで病気をしたことがなかったので、驚いています」と話した。

バイタルサイン: 体温 37.4℃、呼吸数18/分、脈拍64/分、整、血圧110/60mmHg。
血液所見:赤血球260万/μL、Hb9.0 g/dL、白血球7,600/μL、血小板18万/μL、尿素窒素16mg/dL、クレアチニン0.8mg/dL、CRP0.7mg/dL、直接Coombs〈クームス〉試験陽性。
尿所見: 尿蛋白(-)、尿潜血(-)。
神経学的検査: 異常所見なし。
12誘導心電図 : 異常所見なし。
胸部エックス線写真: 異常所見なし。

問題94
Aさんに生じている可能性が高いのはどれか。

1. 心膜炎(pericarditis)
2. 溶血性貧血(hemolytic anemia)
3. ループス腎炎(lupus nephritis)
4. 中枢神経ループス(central nervous system lupus)

問題95
Aさんはステロイドパルス療法の後、副腎皮質ステロイド薬の内服治療が開始された。入院3週ころから満月様顔貌がみられたため、 外見の変化に気持ちが落ち込むようになった。

Aさんへの対応で適切なのはどれか。

1. 気にする必要はないと励ます。
2. パートナーの面会を制限する。
3. 外見よりも病気の治療を優先すると説明する。
4. 薬の量が減れば満月様顔貌は軽減すると説明する。

問題96
Aさんは外来で副腎皮質ステロイド薬の内服治療を継続することになった。 Aさんは「病気を悪化させないために退院後はどのような生活がよいでしょうか」と看護師に質問した。

Aさんへの退院指導で適切なのはどれか。

1. 「すぐに復職できます」
2. 「避妊は必要ありません」
3. 「身体を冷やさないでください」
4. 「くもりなら屋外でゴルフができます」





次の文を読み97~99の問いに答えよ。
Aさん (81歳、女性)は夫 (86歳)と2人で暮らしている。高血圧症(hypertension)で内服治療をしているが、血圧のコントロールはできている。 両眼に老人性白内障(senile cataract)があり、老人性難聴(presbyacusis)のために補聴器を使用している。認知機能は問題なく、日常生活動作〈ADL〉はほぼ自立している。 1年前から両眼の羞明、 霧視が強くなり、視力が低下して趣味の編み物ができなくなってきた。 また、家の中を移動するときに小さな段差につまずいたりドアにぶつかるなど、歩行時の転倒の危険性が増えた。 Aさんは自宅での生活を安全に送りたい、趣味を続けたいという希望があり、10日間程度の入院で両眼の超音波水晶体乳化吸引術と眼内レンズ挿入術を行うことになった。

問題97
入院当日、病棟の看護師がAさんに対してパンフレットを用いて手術前オリエンテーションを行うことになった。

Aさんへのオリエンテーションの方法で適切なのはどれか。

1. 耳元で大きな声で説明する。
2. Aさんの身体に触れてから話しかける。
3. 窓際の明るい場所でパンフレットを見せる。
4. 手術後の注意点はパンフレットに赤色の太い文字で書く。

問題98
Aさんの手術は局所麻酔下で行われ、10分程度で終了した。手術中および手術直後のバイタルサインに問題はなく、病室に戻ってきた。Aさんは眼痛や頭痛、気分不快などの症状はなく、「無事に終わって良かった」と話している。

手術後のAさんへの説明で適切なのはどれか。

1. 手術直後から点眼する。
2. 洗顔は手術の翌日から行う。
3. 手術後24時間はベッド上で安静にする。
4. 医師の許可があるまでは頭を振る動作をしない。

問題99
手術後2日、Aさんは日中はベッドに横になって過ごしている時間が多い。夜間にAさんから看護師に「手術後はゆっくり眠れていません。どうしたらよいでしょうか」という訴えがあった。

Aさんへの看護師の対応で適切なのはどれか。

1. 寝る前に温かい緑茶を飲むことを勧める。
2. 日中はベッドから離れて過ごすことを促す。
3. 眠れなくてもベッドに横になっていることを勧める。
4. 夜はよく眠っているので様子をみましょうと伝える。

次の文を読み100~102の問いに答えよ。
Aさん(75歳 男性)は妻 (75歳)と2人暮らしで、15年前に〈パーキンソン〉(Parkinson)病と診断された。7年前よりレボドパ〈L-dopa〉(Parkinson disease)を1日3回内服している。 Hoehn & Yahr〈ホーエン・ヤール〉重症度分類のステージIVVで、要介護2である。妻は腰痛のため毎日リハビリテーション目的で通院中である。 妻の介護負担を軽減するため、 Aさんは毎月10日間、介護老人保健施設の短期入所〈ショートステイ〉を利用している。今回は妻の腰痛が増強したため、Aさんは予定を早めて入所した。Aさんは握力が低下しているが、スプーンを使用し自力で食事を摂取している。食事中に姿勢が崩れることが多く、むせや食べこぼしがある。

問題100
看護師のAさんへの食事援助で正しいのはどれか。

1. 頸部を後屈した体位にする。
2. 座位時の体幹を安定させる。
3. 食後に嚥下体操を実施する。
4. こぼさずに摂取できるよう全介助する。

問題101
Aさんは社交的で短期入所中はいつも介護老人保健施設の利用者や職員と笑顔で会話していたが、今回は、会話中に急に表情がなくなり声が聞きとれないほど小さくなったり、手足の震えが出現することがあった。 食後に薬を内服すると症状は改善するが、内服して2時間後には同じような症状が現れることがあった。

Aさんの症状はどれか。

1. オンオフ現象
2. ジスキネジア
3. アナフィラキシー反応
4. ウェアリングオフ現象

問題102
妻の腰痛が改善したため、 Aさんは自宅に戻ることになった。 Aさんは「妻に負担をかけないように自分で動けるようになりたい。 自宅でできる運動や注意することを教えてください」と看護師に話した。

Aさんへの指導で適切なのはどれか。

1. 「毎日30分間の階段昇降を行いましょう」
2. 「歩行時に腕を大きく振りましょう」
3. 「小刻みに歩くようにしましょう」
4. 「毎日1km歩きましょう」





次の文を読み103~105の問いに答えよ。
Aちゃん(2歳、男児) は両親、兄 (5歳)の4人家族である。3日前から発熱が続くため、母親と一緒に外来を受診した。 診察の結果、川崎病(Kawasaki disease)と診断され、個室に入院となり左手背に点滴静脈内留置針が挿入された。入院中は母親が希望し、Aちゃんに付き添っている。 Aちゃんにグロブリン療法とアスピリンの内服が開始されることになった。 看護師がy-グロブリン療法の開始のために訪室すると、 Aちゃんは不機嫌にぐずって泣いている。

問題103
γ-グロブリン療法の開始に伴う看護師の対応で適切なのはどれか。 2つ選べ。

1. γ-グロブリン製剤の投与中もAちゃんと売店に行けると母親に伝える。
2. 留置針の自己抜去防止のために右肘関節に抑制帯を使用する。
3. 心負荷の軽減のためにAちゃんの経口水分摂取を制限する。
4. 心電図モニターの装着を確認する。
5. 留置針の刺入部を観察する。

問題104
Aちゃんの入院中、母親は一度も自宅に帰らずに付き添いを続けている。 入院3日の朝に看護師が訪室したところ、母親が「夫から電話があって、Aの入院後、兄がほとんど寝ずに大泣きしているらしく、私は心配です」と話している。

母親への看護師の対応で適切なのはどれか。

1. 病室内でAちゃんと兄を面会させてよいと伝える。
2. Aちゃんのことに集中するべきであると伝える。
3. 兄と関わる時間を持てるよう母親に帰宅を促す。
4. 退院の可否を医師と相談すると伝える。

問題105
入院4日、Aちゃんは解熱し活気が出てきた。翌日、 看護師がAちゃんを観察すると、手指の先端から皮膚が膜のように薄くむけていた。
この所見に対する看護師のアセスメントで適切なのはどれか。

1. γ-グロブリン療法の副作用 (有害事象) である。
2. 皮膚のツルゴールが低下している。
3. 川崎病(Kawasaki disease)の回復期の症状である。
4. 皮膚科の受診が必要である。

次の文を読み106~108の問いに答えよ。
Aさん(33歳、初産婦、会社員)は夫と2人で暮らしている。 妊娠28週5日、夕方から下腹部に生理痛のような痛みを感じ、少量の性器出血があったため来院した。来院時、子宮口2cm開大、未破水、8分おきに20秒持続する子宮収縮があり、切迫早産(threatened premature delivery)と診断された。子宮収縮抑制薬 (リトドリン塩酸塩)の点滴静脈内注射と安静による治療が開始された。

問題106
点滴を開始して30分後に看護師が訪室すると、 Aさんは Fowler〈ファウラー〉位で休んでいた。このときのAさんの状態で看護師が注意して観察すべき項目はどれか。

1. 経皮的動脈血酸素飽和度
2. 血圧
3. 呼吸数
4. 脈拍

問題107
切迫早産(threatened premature delivery)の症状がなくなり、 Aさんは妊娠35週0日で退院した。妊娠36週0日に妊婦健康診査のために来院した。ノンストレステストを実施中に、「気分が悪い」とナースコールがあり看護師が訪れると、 Aさんは仰臥位になっていた。

Aさんへの対応で看護師が最初に行うのはどれか。

1. 医師に報告する。
2. 血圧測定を行う。
3. 左側臥位にする。
4. 酸素吸入を行う。

問題108
Aさんは妊娠36週5日、8時に分娩が開始した。16時30分に子宮口全開大、16時35分に自然破水、18時30分に男児を出産した。分娩時出血量は350mL、児のApgar〈アプガー〉スコアは1分後8点 5分後9点であった。

Aさんの分娩のアセスメントで適切なのはどれか。

1. 早期産である。
2. 異常出血である。
3. 前期破水である。
4. 新生児仮死である。





次の文を読み109~111の問いに答えよ。
A さん(34歳、初産婦)は妊娠39週6日に3,000gの女児を出産した。分娩後の母児の経過は順調である。出生後12時間、看護師がAさんの児の観察を行った。児は活気がありバイタルサインは安定しており、排便が認められた。直接授乳を開始している。出生後の排尿回数は4回、排便回数は3回である。

問題109
便の写真 を以下に別に示す。
112回看護師国家試験午前問題109
このときのAさんの児の便はどれか。

1. A
2. B
3. C
4. D

問題110
日齢2。Aさんの児の胎外生活への適応は順調に経過している。 哺乳回数は1日8回。Aさんは母乳育児を希望しているが、児に乳頭を吸われると痛いと話しており、左右の乳頭に軽度の発赤が認められる。

このとき看護師が観察する項目で優先度が高いのはどれか。

1. 児の体重減少率
2. 乳汁の分泌状態
3. 乳房の緊満状態
4. ラッチオンの状態

問題111
日齢4。看護師がAさんの児を観察したところ、バイタルサインは、体温(直腸温) 37.3℃、呼吸数55/分、心拍数134/分。経皮ビリルビン20.0mg/dLであった。

Aさんの児の状態で医師に報告が必要なのはどれか。

1. 経皮ビリルビン値
2. 呼吸数
3. 心拍数
4. 体温





次の文を読み112~114 の問いに答えよ。
Aさん(20歳 女性) は境界性人格〈パーソナリティ〉(borderline personality disorder)障害の診断を受け、 精神科外来に通院中である。ある日、人間関係のトラブルから処方されていた睡眠薬を過量服薬して自殺企図をしたところを家族に発見され、救命救急センターに搬送された。

問題112
Aさんは救急外来で治療を受け会話ができるまでに回復した。
Aさんへの看護師の最初の対応で適切なのはどれか。

1. 過量服薬した場面の振り返りを促す。
2. 現在の希死念慮の有無について確認する。
3. 大量の睡眠薬を飲まずに残していた理由を追及する。
4. Aさんと看護師の間で二度と過量服薬しないと約束する。

問題113
Aさんは身体的な治療を受けた後、精神科病棟に入院することになった。 入院3日の22時、Aさんがハサミを貸してほしいとナースステーションに来た。日勤の看護師がいる時間帯のみ付き添いでハサミの貸出が可能という主治医からの指示を伝えると「看護師Bは貸してくれたのに。こんなひどい対応をする看護師はあなただけだ」と話し、その場を動かない。

このときのAさんへの対応で適切なのはどれか。

1. ハサミの使用目的を聞く。
2. 看護師付き添いのもとハサミを貸し出す。
3. 看護師Bが誤った対応をしたと説明する。
4. Aさんの行動が心配なので貸し出せないと伝える。

問題114
入院1週、Aさんは看護師ごとに言動や態度を変えることが多く、病棟ではAさんに対して共感を示す看護師と、拒否的な態度を示す看護師に分かれてしまった。そのため、病棟の看護師はチームでの対応についてカンファレンスを行った。

Aさんへの看護師のチームとしての対応で適切なのはどれか。

1. Aさんと看護師が関わる頻度を減らす。
2. Aさんに共感を示す看護師に担当を固定する。
3. Aさんに対する感情を看護師同士で表出しないように統一する。
4. Aさんの行動が患者-看護師関係にもたらす影響について評価する。

次の文を読み115~117の問いに答えよ。
Aちゃん(6歳、男児) は父親 (50歳、会社員)、母親 (48歳)、姉 (11歳) と4人で暮らしている。<デュシェンヌ>(Duchenne muscular dystrophy)型筋ジストロフィーで身体障害者手帳 (肢体不自由1級)が交付されている。喀痰吸引、胃瘻による経管栄養が必要で、訪問看護を週に2回利用している。まばたきの回数で「はい」と「いいえ」の意思表示はできるが、視線や上肢の動きには誤動作もあり、構音障害もあるため家族以外では意思の判断が難しい。また、手指での細かい操作はできない。Aちゃん次年度から姉と同じ小学校の特別支援学級に通い、 通常の学級の児童と交流の予定がある。

問題115
入学時に担任がAちゃんの意思を確認する方法で最も適切なのはどれか。

1. 五十音の文字盤を用いてAちゃんが指でさした文字を1文字ずつ読み取る。
2. 視線で入力できる意思伝達装置を用いてAちゃんに文字を入力してもらう。
3. 閉じた質問〈closed question〉をしてAちゃんのまばたきの回数を確認する。
4. 感情を絵で表現したカードを見せてAちゃんが指でさしたカードを確認する。

問題116
Aちゃんが小学校に入学して6か月が経過した。 小学校