
問題82
口渇、多飲多尿を主訴とする患者が、夜間の排尿が頻回で不眠を訴えている。
1日の尿量は5Lほどで、尿比重は1.005、尿浸透圧は110mOsm/kgであった。
この症状の原因と考えられるホルモンの内分泌器官はどれか。
1. 下垂体後葉
2. 甲状腺
3. 膵臓
4. 副甲状腺
5. 副腎
解答(クリック)
正答:1
解説:
1. 解答:下垂体後葉(→正解)下垂体後葉からは、バソプレシン(抗利尿ホルモン:ADH)が分泌されます。ADHは、腎臓での水の再吸収を促進し、尿量を減少させる働きがあります。ADHの分泌が低下すると、尿崩症となり、口渇、多飲多尿、夜間頻尿などの症状が現れます。尿比重が低く、尿浸透圧が低いことも、ADH分泌低下を示唆します。
2. 解答:甲状腺(→不正解)甲状腺からは、甲状腺ホルモンが分泌され、代謝を調節する働きがあります。
3. 解答:膵臓(→不正解)膵臓からは、インスリンやグルカゴンが分泌され、血糖値を調節する働きがあります。
4. 解答:副甲状腺(→不正解)副甲状腺からは、パラトルモンが分泌され、血中カルシウム濃度を調節する働きがあります。
5. 解答:副腎(→不正解)副腎からは、コルチゾールやアルドステロンなどが分泌され、血糖値や血圧、電解質バランスなどを調節する働きがあります。
解説:
1. 解答:下垂体後葉(→正解)下垂体後葉からは、バソプレシン(抗利尿ホルモン:ADH)が分泌されます。ADHは、腎臓での水の再吸収を促進し、尿量を減少させる働きがあります。ADHの分泌が低下すると、尿崩症となり、口渇、多飲多尿、夜間頻尿などの症状が現れます。尿比重が低く、尿浸透圧が低いことも、ADH分泌低下を示唆します。
2. 解答:甲状腺(→不正解)甲状腺からは、甲状腺ホルモンが分泌され、代謝を調節する働きがあります。
3. 解答:膵臓(→不正解)膵臓からは、インスリンやグルカゴンが分泌され、血糖値を調節する働きがあります。
4. 解答:副甲状腺(→不正解)副甲状腺からは、パラトルモンが分泌され、血中カルシウム濃度を調節する働きがあります。
5. 解答:副腎(→不正解)副腎からは、コルチゾールやアルドステロンなどが分泌され、血糖値や血圧、電解質バランスなどを調節する働きがあります。