
次の文を読み 106~108の問いに答えよ。
A君 (5歳6か月、男児)は、 二分脊椎(spina bifida)のため、 繰り返し使用できるカテーテルによる間欠的自己導尿を両親が実施している。 現在、間欠的自己導尿は、保育所での実施を含めて1日6回行うよう医師が指示しており、 自宅では両親が導尿している。 A君は下肢の運動機能障害があるが、 自分で車椅子からトイレに移動でき、指先の微細な動きもできる。外来受診の際に母親から「地元の小学校に入学予定です。 小学生になったら自分で
導尿できたほうが良いと聞きました。 Aも間欠的自己導尿をやってみたい、 と言っています。 どのように進めたらよいか分からず、焦っています」と看護師に相談があった。
問題108
外来看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1. 導尿の必要性をA君に説明する。
2. 学校での導尿の状況についてA君と話す。
3. 父親に、親が学校に行って導尿を実施するよう伝える。
4. 導尿の手順が書かれた表を渡し、できたところにA君にシールを貼ってもらう。
解答(クリック)
正答:2
解説:
解答1:「導尿の必要性をA君に説明する」(×不正解)
→ A君はすでに自己導尿を実施しているため、導尿の必要性を改めて説明するより、現在の状況を確認することが重要です。
解答2:「学校での導尿の状況についてA君と話す」(〇正解)
→ A君の思春期の心理的側面も考慮し、学校での導尿状況を本人と話し合い、実施の有無を確認することが大切です。
解答3:「父親に、親が学校に行って導尿を実施するよう伝える」(×不正解)
→ 小学校高学年になれば、自己管理を促すことが重要です。親が学校に行って導尿を行うのは適切ではありません。
解答4:「導尿の手順が書かれた表を渡し、できたところにA君にシールを貼ってもらう」(×不正解)
→ 11歳のA君には幼児向けの方法ではなく、自立を尊重し、本人の意思を確認しながら支援することが求められます。
解説:
解答1:「導尿の必要性をA君に説明する」(×不正解)
→ A君はすでに自己導尿を実施しているため、導尿の必要性を改めて説明するより、現在の状況を確認することが重要です。
解答2:「学校での導尿の状況についてA君と話す」(〇正解)
→ A君の思春期の心理的側面も考慮し、学校での導尿状況を本人と話し合い、実施の有無を確認することが大切です。
解答3:「父親に、親が学校に行って導尿を実施するよう伝える」(×不正解)
→ 小学校高学年になれば、自己管理を促すことが重要です。親が学校に行って導尿を行うのは適切ではありません。
解答4:「導尿の手順が書かれた表を渡し、できたところにA君にシールを貼ってもらう」(×不正解)
→ 11歳のA君には幼児向けの方法ではなく、自立を尊重し、本人の意思を確認しながら支援することが求められます。