
<領域: 介護> 生活支援技術
問題99
食品の保存に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 賞味期限の切れた未開封の缶詰は, すぐに廃棄する。
2 ウインナーには,消費期限が記載されている。
3 前日調理して常温保存した肉入りカレーは,再加熱する。
4 りんごを冷蔵庫で保存するときは, ビニール袋に入れて密封する。
5 冷凍食品は、一度解凍しても再冷凍すれば長期間の保存が可能である。
解説:解答調理における基本調味料は、味がしみ込みやすい順番で加える ことが重要です。各解答の解説は以下となります。
解答1:「賞味期限の切れた未開封の缶詰は、すぐに廃棄する。」 → × 不適切
賞味期限は 「美味しく食べられる期限」 であり、期限が切れてもすぐに食べられなくなるわけではありません。未開封の缶詰で保存状態が良ければ、多少の期限切れでも食べられることが多いですが、膨張や異臭がある場合は廃棄 する必要があります。
解答2:「ウインナーには、消費期限が記載されている。」 → × 不適切
ウインナーのように比較的保存期間が長い食品 には 「賞味期限」 が記載されます。一方、生鮮食品や傷みやすいもの(例:生肉、刺身など)には「消費期限」が設定されます。
解答3:「前日調理して常温保存した肉入りカレーは、再加熱する。」 → 〇 適切
カレーは ウェルシュ菌 という耐熱性のある細菌が繁殖しやすいため、翌日食べる前にしっかり加熱(75℃以上で1分以上)することが推奨されます。特に肉入りのカレーは 菌が繁殖しやすい環境 になるため、適切な再加熱が必要です。
解答4:「りんごを冷蔵庫で保存するときは、ビニール袋に入れて密封する。」 → × 不適切
りんごは エチレンガス を放出し、他の果物や野菜の熟成を早める ため、密封せずに保存する方が適切 です。ポリ袋に入れる場合は 少し穴を開けて空気の流れを確保する のが望ましいです。
解答5:「冷凍食品は、一度解凍しても再冷凍すれば長期間の保存が可能である。」 → × 不適切
一度解凍した食品を再冷凍すると、品質が劣化し、細菌が繁殖するリスク が高まります。特に生肉や魚介類は、解凍後に再冷凍すると 水分が抜けて食感や風味が損なわれる ため、適切ではありません。
以上の理由から、正解は「3」 と言えます。
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