
<領域: 介護> 生活支援技術
問題95
次のうち、同居の高齢者におむつを使用する家族介護者に対する, 介護福祉職の説明として、 最も適切なものを1つ選びなさい。
1 「使用する本人の羞恥心に気を配りましょう」
2 「尿失禁を防ぐことができます」
3 「尿量を気にせずに, 1日中同じおむつを使うことができます」
4 「おむつを着けると, 安心して排泄(はいせつ)ができます」
5 「家族の都合に合わせて, おむつを使いましょう」
解説:各解答の解説は以下となります。
解答1:「使用する本人の羞恥心に気を配りましょう」 → 〇 適切
おむつの使用は本人にとって 羞恥心を伴うことが多い ため、尊厳を守る配慮が必要です。介護者は できるだけ自然な対応を心がけ、本人の気持ちを尊重する ことが大切です。したがって、この解答が最も適切です。
解答5:「尿失禁を防ぐことができます」 → × 不適切
おむつは尿失禁の 対策 にはなりますが、防ぐものではありません。尿失禁を防ぐためには、骨盤底筋トレーニングや排泄リハビリ などの別の方法が必要です。
解答3:「尿量を気にせずに、1日中同じおむつを使うことができます」 → × 不適切
おむつは 適切なタイミングで交換する必要がある ため、1日中同じおむつを使用するのは不適切です。長時間使用すると 皮膚トラブルや感染症 のリスクが高まります。
解答4:「おむつを着けると、安心して排泄ができます」 → × 不適切
おむつを使用することで 安心感 を得ることはありますが、本来の目的は 排泄の補助 です。可能であれば トイレでの排泄を促すことが大切です。おむつが安心材料になりすぎると、排泄の自立を妨げる こともあります。
解答5:「家族の都合に合わせて、おむつを使いましょう」 → × 不適切
おむつの使用は 本人の状況や意向を第一に考えるべき であり、家族の都合のみで決めるのは適切ではありません。本人の尊厳を守りつつ、介護者の負担も考慮するバランスが重要です。
以上の理由から、最も適切な解答は「1」と言えます。
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