第37回介護福祉士国家試験【問題88】

<領域: 介護> 生活支援技術

問題88
次の記述のうち、口腔ケアを実施するときの留意点として, 最も適切なものを1つ選びなさい。

1 実施中は,利用者に顎を上げた姿勢をとってもらう。
2 総義歯は,上顎から下顎の順に外してもらう。
3 歯みがきの前に、うがいを行ってもらう。
4 歯ブラシは,大きく動かして磨いてもらう。
5 舌ブラシは,舌先から咽頭に向かって動かしてもらう。

解答(クリック)
正答:3
解説:正解は3です。歯みがきの前に、うがいを行ってもらうことが口腔ケアを実施するときの最も適切な留意点です。

各解答の解説は以下となります。

解答1:「実施中は,利用者に顎を上げた姿勢をとってもらう」→誤りです。
利用者に顎を上げた姿勢をとってもらうのは適切ではありません。あごを引いて、うつむき気味の姿勢で行うべきです。あごを上げると水や唾液を誤嚥し、誤嚥性肺炎などを引き起こす危険があります。

解答2:「総義歯は,上顎から下顎の順に外してもらう」→誤りです。
総義歯は通常、下顎から外します。上顎の義歯がゆるく落ちてくる場合は上から外してもかまいませんが、一般的には下顎から外します。

解答3:「歯みがきの前に、うがいを行ってもらう」→正解です。
口腔清掃前に含嗽剤などで洗口してもらうことが推奨されています4。これにより、口腔内の汚れを軽減し、より効果的な口腔ケアが可能になります。

解答4:「歯ブラシは,大きく動かして磨いてもらう」→誤りです。
歯ブラシは大きく動かすのではなく、細かくブラシを動かして飛沫を減らすことが推奨されています。

解答5:「歯ブラシは,大きく動かして磨いてもらう」→誤りです。
舌ブラシは舌先から咽頭に向かって動かすのではなく、奥から手前に引くようにしてやさしく磨くべきです。

口腔ケアを行う際は、誤嚥のリスクを減らし、効果的かつ安全にケアを行うことが重要です。適切な姿勢、適切な道具の使用方法、そして飛沫感染のリスクを考慮した対策を取ることが求められます。

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