第37回介護福祉士国家試験【問題79】

<領域: 介護> コミュニケーション技術

問題79
介護保険サービスにおける記録に関する次の記述のうち, 最も適切なものを1つ選びなさい。
1 記録に含まれないものとして食事チェック表がある。
2 介護記録は介護福祉職の意見を中心に記録する。
3 調査・研究目的で記録を利用することは避ける。
4 主観的情報と客観的事実は区別しないで記録する。
5 利用者は記録の閲覧を請求することができる。

解答(クリック)
正答:5
解説:介護保険サービスにおける記録は、利用者の支援内容や経過を記録し、適切なケアを提供するための重要な資料です。そのため、記録は透明性が求められ、利用者本人や家族は閲覧を請求する権利があります。介護保険法や個人情報保護法に基づき、利用者は記録の開示を請求できるため、解答5が正解となります。各解答の解説は以下になります。

解答1:「記録に含まれないものとして食事チェック表がある」 → ✕(不適切)
・食事チェック表も介護記録の一部に含まれます。
・食事の量や摂取状況を記録することで、栄養管理や健康状態の把握が可能になるため、適切な記録が求められる。

解答2:「介護記録は介護福祉職の意見を中心に記録する」 → ✕(不適切)
・介護記録は、客観的な事実を中心に記録しなければならない。
・介護福祉職の主観的な意見や感想を書くのではなく、利用者の状態や支援内容を正確に記録することが重要。

解答3:「調査・研究目的で記録を利用することは避ける」 → ✕(不適切)
適切な手続きを踏めば、調査・研究目的で記録を利用することは可能。
・ただし、個人情報保護の観点から、匿名化するなど適切な管理が求められる。

解答4:「主観的情報と客観的事実は区別しないで記録する」 → ✕(不適切)
記録では、客観的事実(実際に起こったこと)と主観的情報(利用者の感想や介護職の所感)を明確に区別する必要がある。
・例:客観的記録:「○時○分、利用者が食事を完食した」
・例:主観的記録(避けるべき記録):「食事を楽しんでいたように見えた」
・主観的な判断を避け、事実を正確に記録することが重要。

解答5:「利用者は記録の閲覧を請求することができる」 → 〇(正解)
・介護保険法や個人情報保護法のもと、利用者やその家族は、自分の介護記録の開示を請求できる。
・ただし、施設や事業所によっては閲覧手続きが必要な場合がある。

・過去問&解説集はこちら(試験対策用)
・本年度の介護福祉士試験の解答速報予約開始!
・介護職の高収入転職♪新着求人を受け取る




問い合わせ/転職相談(簡単登録15秒)

    ■入職希望時期必須

    ■雇用形態必須

    常勤非常勤どちらでもよい

    ■お住いエリア必須

    ■氏名必須

    ■ふりがな必須

    ■お電話番号必須

    ■メールアドレス必須

    ■保有資格必須

    正看護師准看護師保健師助産師ケアマネ介護福祉士初任者研修(ヘルパー2級)実務者研修(ヘルパー1級)社会福祉士社会福祉主事任用保育士理学療法士(PT)作業療法士(OT)言語聴覚士(ST)動物看護師その他無資格

    ■質問・希望条件等任意


    ※お預かりした情報は個人情報保護法に基づき徹底管理しています