
<領域: 医療的ケア> 医療的ケア
問題62
次の記述のうち、消化器症状の説明として,正しいものを1つ選びなさい。
1 腹部膨満感は, 腹部が張る感覚のことである。
2 しゃっくり(吃逆/きつぎゃく) は、胸膜の刺激で起こる現象である。
3 胸やけは、飲食物による食道の熱傷のことである。
4 げっぷ (気)は、咽頭にたまった空気が排出されることである。
5 嘔気(おうき)は、胃や腸の内容物が, 食道を逆流して口外に吐き出されることである。
解説:消化器症状に関する理解が必要です。ここでは、腹部膨満感などの症状を正しく捉えることが重要です。
各解答の解説は以下になります。
解答1:腹部膨満感は、腹部が張る感覚のことである。
→ 正しい。
・腹部膨満感は、実際に腹部が膨れたように感じること、または腸内ガスの蓄積や消化不良によって腹部が張る感覚を指します。
・この症状は、腸管内にガスが溜まったり、便秘や消化不良などで感じられることがあります。
解答2:しゃっくり(吃逆/きつぎゃく) は、胸膜の刺激で起こる現象である。
→ 誤り。
・しゃっくりは、横隔膜の不随意な収縮によって発生する現象であり、胸膜ではなく横隔膜が関与します。
・しゃっくりは、食べ過ぎや急激な温度変化などで起こることがあります。
解答3:胸やけは、飲食物による食道の熱傷のことである。
→ 誤り。
・胸やけは、胃酸が食道に逆流することによって起こる不快感であり、食道の熱傷が原因ではありません。
・胸やけは、逆流性食道炎と関係が深い症状です。
解答4:げっぷ (気)は、咽頭にたまった空気が排出されることである。
→ 誤り。
・げっぷは、胃に溜まった空気が食道を通り、口から排出されることです。
・これが咽頭にたまった空気ではなく、胃に溜まる空気が関与します。
解答5:嘔気(おうき)は、胃や腸の内容物が、食道を逆流して口外に吐き出されることである。
→ 誤り。
・嘔気(おうき)は、吐き気のことであり、実際に吐き出すことは嘔吐と言います。
・嘔気は、吐き気を感じる状態であり、吐き出すことは含まれません。
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