第37回介護福祉士国家試験【問題61】

<領域: 医療的ケア> 医療的ケア

問題61
次の記述のうち, 介護福祉士が行う口腔内(こうくうない)の喀痰吸引(かくたんきゅういん)の方法として, 最も適切なものを1つ選びなさい。

1 吸引圧は、利用者の体調によって介護福祉士が決める。
2 吸引圧をかけた状態で, 吸引チューブを挿入する。
3 口蓋垂まで吸引チューブを挿入する。
4 吸引チューブを回転させながら痰(たん)を吸引する。
5 吸引後は洗浄水を吸引し, 清浄綿でチューブを拭く。

解答(クリック)
正答:4
解説:介護福祉士が行う口腔内の喀痰吸引は、患者の気道から痰を吸引するための方法であり、適切な吸引方法を守ることが非常に重要です。
吸引操作には、感染予防、圧の管理、チューブ挿入の深さや時間の制御が求められます。正しい手順を踏むことで、利用者に負担をかけず、効率的に痰を取り除くことができます。

各解答の解説は以下になります。

解答1:吸引圧は、利用者の体調によって介護福祉士が決める。
→ 誤り。
・吸引圧は、あらかじめ定められた基準に基づいて設定する必要があり、体調に合わせて介護福祉士が自由に決めることはありません。
・吸引圧が強すぎると、気道を傷つける恐れがあります。

解答2:吸引圧をかけた状態で、吸引チューブを挿入する。
→ 誤り。
・吸引圧は、吸引チューブを挿入後に適切な位置で開始するべきであり、挿入時に圧をかけると、無駄に圧がかかり過ぎる恐れがある。

解答3:口蓋垂まで吸引チューブを挿入する。
→ 誤り。
・吸引チューブは、口蓋垂(のどの奥)より手前の位置に挿入するべきです。
・深すぎる挿入は、誤嚥や気道損傷の原因となることがあります。

解答4:吸引チューブを回転させながら痰(たん)を吸引する。
→ 正しい。
・吸引チューブを回転させながら吸引することで、痰がチューブに絡みつきやすくなり、より効率的に痰を取り除くことができる。
・回転させる動作は、吸引時に痰をスムーズに吸い取るために有効な技術です。

解答5:吸引後は洗浄水を吸引し、清浄綿でチューブを拭く。
→ 誤り。
・吸引後のチューブは洗浄し、適切に消毒する必要があるが、洗浄水を吸引するという方法は適切ではありません。
・チューブは専用の方法で消毒し、乾燥させてから保管することが求められます。

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