
<領域:こころとからだのしくみ>障害の理解
問題55
聴覚障害者の特徴や支援の方法に関する次の記述のうち, 最も適切なものを1つ選びなさい。
1 要約筆記によって意思疎通を補う。
2 軽度の聴覚障害を「ろう」という。
3 フラッシュベルは周囲の音を増幅させて伝える。
4 手話は意思の伝達に役立たない。
5 両耳の聴力レベルが40dBで身体障害者手帳が交付される。
解答(クリック)
正答:1
解説:聴覚障害者の支援には、手話、要約筆記、筆談、補聴器、人工内耳 などさまざまな方法がありますが、要約筆記は、聴覚障害者が話の内容を理解できるように、話し手の内容を短くまとめて文字で伝える支援方法です。
解説:聴覚障害者の支援には、手話、要約筆記、筆談、補聴器、人工内耳 などさまざまな方法がありますが、要約筆記は、聴覚障害者が話の内容を理解できるように、話し手の内容を短くまとめて文字で伝える支援方法です。
各解答の解説は以下になります。
解答1:要約筆記によって意思疎通を補う。
→ 正しい。(解説済み)
解答2:軽度の聴覚障害を「ろう」という。
→ 誤り。
「ろう(ろう者)」は一般的に重度の聴覚障害(90dB以上)を指す。
軽度難聴(25〜40dB)や中等度難聴(40〜70dB)の人は「難聴者」と呼ばれることが多い。
解答3:フラッシュベルは周囲の音を増幅させて伝える。
→ 誤り。
フラッシュベル(光ベル)は 音ではなく、光の点滅で来客や電話の着信を知らせる装置。
音を増幅するのは「補聴器」や「集音器」 であり、フラッシュベルの機能ではない。
解答4:手話は意思の伝達に役立たない。
→ 誤り。
手話は視覚的な言語として、聴覚障害者の意思伝達に非常に役立つ。
ろう者の間では、手話が第一言語として使われることもある。
解答5:両耳の聴力レベルが40dBで身体障害者手帳が交付される。
→ 誤り。
身体障害者手帳の交付基準(聴覚障害)は 両耳の聴力レベルが70dB以上 または 一部の補助機能が著しく制限される場合 など。
40dBは中等度難聴であり、単独では手帳交付の基準には該当しない。
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