第37回介護福祉士国家試験【問題43】

<領域:こころとからだのしくみ>認知症の理解

問題43
次のうち, 認知症 (dementia) のリスクを高める要因として, 最も適切なものを1つ選びなさい。

1 身体活動
2 不飽和脂肪酸の摂取
3 歯がなくなることによる咀嚼(そしゃく)機能の低下
4 難聴による補聴器の使用
5 ボランティア活動

解答(クリック)
正答:5
解説:認知症のリスクを高める要因には、加齢、生活習慣病(高血圧・糖尿病)、低い教育歴、社会的孤立、聴覚障害、運動不足、咀嚼機能の低下 などが挙げられます。特に、咀嚼機能の低下(歯の喪失)は、脳への刺激の減少や栄養摂取の低下につながり、認知症のリスクを高める ことが分かっています。各解答の解説は以下になります。

解答1:身体活動
→ 誤り(リスクを下げる要因)
適度な運動は 脳の血流を促進し、認知機能を維持・向上 させるため、認知症のリスクを低下 させます。

解答2:不飽和脂肪酸の摂取
→ 誤り(リスクを下げる要因)
魚に含まれる DHAやEPA(オメガ3脂肪酸) などの不飽和脂肪酸は、脳の健康維持に重要であり、認知症のリスクを低下させる可能性があります。

解答3:歯がなくなることによる咀嚼機能の低下
→ 正しい
咀嚼は脳への刺激となるため、歯の喪失や咀嚼機能の低下は認知症のリスクを高める と考えられています。歯が少ない人ほど認知症の発症率が高いという研究もあります。

解答4:難聴による補聴器の使用
→ 誤り(リスクを下げる要因)
難聴そのものは認知症のリスクを高める ことが分かっていますが、補聴器を適切に使用することでリスクを低減できる ため、「補聴器の使用」はリスク要因ではありません。

解答5:ボランティア活動
→ 誤り(リスクを下げる要因)
ボランティア活動などの 社会的活動への参加は、認知機能の維持に役立ち、認知症のリスクを低下 させます。

・過去問&解説集はこちら(試験対策用)
・本年度の介護福祉士試験の解答速報予約開始!
・介護職の高収入転職♪新着求人を受け取る




問い合わせ/転職相談(簡単登録15秒)

    ■入職希望時期必須

    ■雇用形態必須

    常勤非常勤どちらでもよい

    ■お住いエリア必須

    ■氏名必須

    ■ふりがな必須

    ■お電話番号必須

    ■メールアドレス必須

    ■保有資格必須

    正看護師准看護師保健師助産師ケアマネ介護福祉士初任者研修(ヘルパー2級)実務者研修(ヘルパー1級)社会福祉士社会福祉主事任用保育士理学療法士(PT)作業療法士(OT)言語聴覚士(ST)動物看護師その他無資格

    ■質問・希望条件等任意


    ※お預かりした情報は個人情報保護法に基づき徹底管理しています