第37回介護福祉士国家試験【問題32】

<領域:こころとからだのしくみ>発達と老化の理解

問題32/strong>
次の記述のうち, 神経性無食欲症 (anorexia nervosa) に関するものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 活動性が高まる。
2 学童期に最も生じやすい。
3 太ることへの恐怖はみられない。
4 低体重の深刻さを理解している。
5 多くが男性である。

解答(クリック)
正答:1
解説:神経性無食欲症(Anorexia Nervosa, AN)は、極端な食事制限・体重減少・肥満への強い恐怖を特徴とする精神疾患です。特に若い女性に多く見られます。

各解答の解説は以下となります。

解答1:活動性が高まる。(正しい)
・神経性無食欲症の患者は、極端な食事制限をしているにもかかわらず、異常に活動的であることが多い。
・これは「過活動」と呼ばれ、エネルギー消費を増やす行動(無意識に動き回る、長時間の運動をするなど)がみられる。
・痩せ願望と相まって、運動を過剰に行う傾向がある。

解答2:学童期に最も生じやすい。(誤り)
・神経性無食欲症は思春期(10代半ば)から青年期にかけて発症することが多い。
・学童期(6〜12歳)での発症はまれであり、思春期以降の発症が典型的。

解答3:太ることへの恐怖はみられない。(誤り)
・神経性無食欲症の最大の特徴の一つは、「太ることへの強い恐怖(肥満恐怖)」である。
・極端に痩せていても「自分はまだ太っている」と認識するボディイメージの歪みがある。

解答4:低体重の深刻さを理解している。(誤り)
・患者は自分の低体重の深刻さを認識できていない(病識の欠如)。
・医療機関で治療を勧められても、「自分は太っているから大丈夫」と考えてしまい、治療を拒否することが多い。

解答5:多くが男性である。(誤り)
・神経性無食欲症は圧倒的に女性に多い(9割以上が女性)。
・特に10代の女性に多く発症し、ファッションモデルやアスリートなど「体型を厳しく管理する職業」に関わる人に多い。
・男性にも発症例はあるが、比較的まれである。

・過去問&解説集はこちら(試験対策用)
・本年度の介護福祉士試験の解答速報予約開始!
・介護職の高収入転職♪新着求人を受け取る




問い合わせ/転職相談(簡単登録15秒)

    ■入職希望時期必須

    ■雇用形態必須

    常勤非常勤どちらでもよい

    ■お住いエリア必須

    ■氏名必須

    ■ふりがな必須

    ■お電話番号必須

    ■メールアドレス必須

    ■保有資格必須

    正看護師准看護師保健師助産師ケアマネ介護福祉士初任者研修(ヘルパー2級)実務者研修(ヘルパー1級)社会福祉士社会福祉主事任用保育士理学療法士(PT)作業療法士(OT)言語聴覚士(ST)動物看護師その他無資格

    ■質問・希望条件等任意


    ※お預かりした情報は個人情報保護法に基づき徹底管理しています