第37回介護福祉士国家試験【問題18】

<領域:人間と社会>社会の理解

問題18
Cさん (60歳 男性) は、休日に自宅で趣味の家庭菜園の作業中に脳出血(cerebral hemorrhage) を起こして救急搬送された。 特に麻痺(まひ)はなく,その後,リハビリテーション病院に転院した。 現在は, 高次脳機能障害 (higher brain dysfunction) の治療とリハビリテーションに専念している。 医療費を支払うときにCさんが利用する制度として, 最も適切なものを1つ選びなさい。

1 介護保険制度
2 労働者災害補償保険制度
3 雇用保険制度
4 医療保険制度
5 年金制度

解答(クリック)
正答:4
解説:Cさんは60歳であり、脳出血による高次脳機能障害の治療とリハビリテーションを受けているため、医療費を支払う際に利用するのは「医療保険制度」が適切です。

日本では、公的な医療保険制度として、健康保険(被用者保険)や国民健康保険があり、医療費の一部負担で済む仕組みになっています。
各解答の解説は次のようになります。

解答1:介護保険制度 → 誤り
介護保険制度は、原則として65歳以上の人が対象です(※一部、40~64歳の人でも特定疾病が原因の場合は利用可)。
しかし、脳出血による高次脳機能障害は介護保険の特定疾病に含まれないため、60歳のCさんは介護保険の対象になりません。
よって、医療費の支払いには介護保険制度は適用されません。

解答2:労働者災害補償保険制度(労災保険) → 誤り
労災保険は、仕事中や通勤中のケガや病気に対する補償制度です。
Cさんは自宅で趣味の家庭菜園中に脳出血を発症しているため、労災保険の適用対象ではありません。

解答3:雇用保険制度 → 誤り
雇用保険は、失業した際の給付や教育訓練の支援をする制度であり、医療費の支払いには関係ありません。

解答4:医療保険制度 → 正しい
医療費の支払いに適用されるのは、健康保険(被用者保険)や国民健康保険などの医療保険制度です。
病気やケガの治療、リハビリテーションにかかる費用を補助する制度であり、Cさんのケースに適しています。

解答5:年金制度 → 誤り
年金制度は、高齢者や障害者などに対する生活保障が目的の制度であり、医療費の支払いとは直接関係ありません。
ただし、Cさんが重度の障害を負った場合には「障害年金」の対象になる可能性はありますが、今回の問題では医療費の支払いに関する選択肢であるため、適切ではありません。

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