
<領域:介護>生活支援技術
問題101
Lさん(79歳,男性,要介護2)は,介護老人保健施設に入所して1か月が経過した。睡眠中に大きないびきをかいていることが多く,いびきの音が途切れることもある。夜間に目を覚ましていたり,起床時にだるそうにしている様子もし ばしば見られている。介護福祉職がLさんについて収集すべき情報として,最も優先度の高いものを1 つ選びなさい。
1.枕の高さ
2.マットレスの硬さ
3.掛け布団の重さ
4.睡眠中の足の動き
5.睡眠中の呼吸状態
解説:この問題は、介護老人保健施設に入所しているLさんの睡眠中の様子に関するものです。Lさんは大きないびきをかいており、そのいびきが途切れることもあります。また、夜間に目を覚ましたり、起床時にだるさを感じていることが観察されています。これらの症状から、Lさんの睡眠に関する問題を特定し、適切な介護を提供するために、収集すべき情報を選ぶ問題です。各解説は以下になります。
解答1:枕の高さ
枕の高さは睡眠の質に影響を与える可能性がありますが、Lさんのいびきや呼吸の問題を直接解決する情報ではありません。
解答2:マットレスの硬さ
マットレスの硬さも睡眠の快適さに影響を与える要素ですが、Lさんのいびきや呼吸の問題とは直接関連しません。
解答3:掛け布団の重さ
掛け布団の重さが睡眠に影響を与えることはありますが、Lさんの呼吸の問題には直接関係がありません。
解答4:睡眠中の足の動き
睡眠中の足の動きは、レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)などの可能性を示す情報ですが、Lさんの主要な問題であるいびきや呼吸の途切れには直接関係がありません。
解答5:睡眠中の呼吸状態
睡眠中の呼吸状態の観察は、Lさんのいびきや呼吸が途切れる症状に直接関係します。これらの症状は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)などの深刻な睡眠障害の可能性を示唆します。SASは心血管系の問題や日中の強い眠気を引き起こす可能性があるため、最優先で調査する必要があります。
以上の理由から、最も優先度の高い情報は解答5と言えます。
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